子どもが生まれる前までは気の合う友だちとだけ付き合っていられたのに、子どもがからんだ人間関係はそうも言ってられない。
年齢も、育った家庭も環境も全然違うママ友たち
一対一で話すのならまだいいけど、ママ友集団の中にいると自分の意見をはっきりと言えなくなる。
自分が自分らしくいられない感じ、無理をしている感じがする。
もう疲れた・・・
もっと自分に自信が持てれば堂々としていられるのに・・・。
どうしてママ友たちといると自分に自信が持てなくなるのでしょうか。
原因とそこから抜け出す方法を探っていきたいと思います。
この記事の目次
ママ友は選べない
学生時代の友人たちの前では自由でのびのびしていられるのに、ママ友となるとそうはいかないことが多いのはなぜでしょうか。
なぜなら、ママ友との付き合いはまず子どもありきだからです。
自分で選ぶことはできません。
また、嫌だったら離れればいいかというとそうもいかないかもしれません。
ママ友の輪に入れないことで、子どもが仲間外れにされたり、子どもの活動に支障がでたりすることもあります。
一番嫌なのは・・・
ママ友と一緒にいて、自分らしくいられないので嫌だ。
そんな中でも一番嫌なのは、自分の意見をはっきり言えない自分かもしれません。
どんな雰囲気になっても、何を言われても、「私はこうだから」と自信をもって生きていきたい。
例えば、「今日は疲れているので先に帰りますね。」とか言いたい。
だけど、周りにどう思われるかが気になって萎縮して、自信がなくなり、ついずるずるとママ友トークにつき合ってしまう。
家に帰るとどっと疲れて、全然家のことができない。
こんな想いをするのは子どものせいだと、子どもに当たってしまったりする。
子どもためにママ友との時間を我慢しているはずなのに・・・。
自分に自信が持てないのはなぜ?
自分に自信が持てないのはなぜでしょう。
自分に自信が持てないのは、ありのままの自分を認められていないからです。
ありのままの自分を認められていないと、ありのままの自分でいると人に迷惑をかけたり、人から嫌われたり、呆れられたり、見放されたりするような感覚がします。
なので、人にネガティブな想いを抱かせないよう人に合わせようとしたり、自分を押し殺そうとしたりするのです。
ありのままの自分を認められない原因
ありのままの自分を認められない原因は幼少期にあります。
親からありのままの自分を認めてもらえなかったことで、ありのままの自分はダメだと思い込んでしまったのです。
ありのままの自分を認めてもらえないとはどんなことを指すのでしょうか。
・「あなたはダメな子ね」などとダメという言葉をよく使われていた。
・兄弟姉妹や他の子どもと比べられていた。
・親の期待に沿えないとガッカリされたり、怒られていた。
・泣くと怒られたり、嫌な顔をされたりしていた。
・親にとってのいい子でいるように暗に求められた。
上記のようなことが繰り返し行われると、子どもは(自分は自分の好きなようにふるまってはダメなんだ)(ありのままに生きることはいけないことなんだ)と思い込むようになります。
本当の自分と親が求める自分との間で葛藤し、どんどん自分に自信をなくしていきます。
親との関係の中で自分に自信をなくしてしまうと、その後一生、どこか自分に自信を持てない人になってしまいます。
ちなみに自分に自信が持てているように見える人でも、本当は自分には自信がないので、自信があるようにふるまっている人も多くいます。
そういう人は、自分が過剰に正しいとすることが多く、エネルギーは威圧的です。
健全な親子関係の中で自然に自分に自信が持てている人は、軽やかで穏やか、いつもリラックスしているように見えます。
自分らしく堂々と自信を持っていられるには
ではママ友たちの中にいても、自分らしく自信を持って堂々としていられるようになるにはどうしたらいいでしょうか。
① 自分を責めない
ママ友たちと一緒にいて、言いたいことが言えなかったり、居心地が悪いのに無理して合わせようとしたことに対して、後で自分を責めていませんか。
もしくは、いまいち空気が読めずにうまく合わせられなかったことを責めていませんか。
もし自分を責めているようなら、まずそれを止めましょう。
自分で自分を責めること、つまり自分を自分でダメだしすることで、ますます自信を失っていきます。
② 本当はどうしたかったのか、書き留める。
ママ友の前で本当はどうしたかったのでしょうか。
後からでもいいので、自分の本当にしたかったことを書き留めましょう。
・本当は疲れていたのでおしゃべりにつき合わずさっさと帰りたかった。
・愚痴や自慢話を聞き続けたくなかった。
・みんなはAさんの悪口を言っていたけど、私は彼女のことが好きなので、彼女をかばってあげたかった。
・文句を言うくらいなら自分でやれって言ってやりたかった。
・忙しいのでランチに行く約束を断りたかった。
自分が自分の本音にちゃんと気づいてあげることはありのままの自分を認めることにつながります。
また書き留めることで、ママ友たちと一緒にいる間でも、本当は自分はどうしたいのかがわかるようになります。
③ 本当にしたいことを無理のない範囲で少しずつ行動してみる。
ママ友たちと一緒にいる時、本当にしたいことを可能な範囲で実行してみましょう。
(立ったまま中身のない話を延々聞かされ続けるのは疲れた。もう帰りたい。)と思ったなら、少し勇気を出して「先に帰りますね。」と言って帰ってみましょう。
そしてそれができた時に(よくやった自分!)とほめてあげましょう。
そうすることで、自然と自分に自信が持てるようになります。
もちろん、(帰りたいけど・・・、でも帰ったら「付き合いが悪い人」と思われて仲間外れにされそうで怖い)などと考えて、一歩踏み出す勇気が持てない、というのなら、その日は無理をしなくて大丈夫。
その時は、(帰りたい自分もいるけど、帰ったら仲間外れにされそうで怖い自分もいる。今日は怖がる自分を大切にしよう。)と心の中で決めてください。
(帰りたいけど帰れない、どうしよう)と悩み続けているよりも、気楽にママ友の輪の中にい続けることができるでしょう。
①②③を実行することで、少しずつ自分に自信を持つことができるようになってきます。
子どものためには・・・
子どものためにも自分を押し殺してママ友と仲良くしなければ、と思って無理をしているのようなら、こう考えてみてください。
ママ友の前で自分をすり減らしているとストレスがたまります。
そして溜まったストレスは気持ちに重くのしかかり、子どもと一緒にいる時間を心から楽しめなくなる原因となります。
時にはストレスが爆発し、子どもに当たってしまうこともあるでしょう。
子どもの幸せは家庭の幸せが基本です。
子どもの幸せのためにも、ママ友と仲良くしようとすることにエネルギーを割くより、自分自身が心地いい、ストレスをためない状態になることにエネルギーを注ぎましょう。
でもやっぱり無理、と言う場合
そうは言ってもやっぱりどうしても自分の本音を言うのが怖い、ママ友たちの前だと萎縮しすぎて本当はどうしたいのかがわからなくなってしまう、ママ友との付き合いを一切やめて引きこもっていたい衝動に駆られる、と言う場合、ありのままの自分を認められない度合いが強すぎる可能性があります。
ありのままの自分を認めてもらえなかった心の深い傷がインナーチャイルドとなり、自分でも気づかない無意識の領域から影響を与え続けているのです。
心の傷が深いと自分では癒すことができません。
そして傷があまりに痛むために苦手な人間関係の中にいると心が穏やかでいられなくなり、これ以上傷つきたくないという想いに支配されてしまうのです。
ママ友との人間関係のストレスが日常生活にも及ぶようなら、専門家に相談してインナーチャイルドを取り扱うことをお勧めします。
私はインナーチャイルドを扱うヒーリングを提供しているので、興味ある方はこちらのページをご覧ください。
まとめ
子どもの保育園や幼稚園のママ友、近所のママ友、PTAや保護者会、子供会のママ友、子どもの部活のママ友など、苦手な人がいたり苦手な雰囲気の集団だったとしても、関わることを避けられないこともあるものです。
でも苦手な人や集団の前でも、自分らしく堂々と、自信を持っていられたら、どんな人間関係も怖くなくなり、リラックスして楽しく生きていけるのだと思います。
もしママ友との関係に悩んでいるなら、それは今、自分らしく生きていないことを知るチャンス。
この機会を、自分自身を深く知り、幸せに生きるターニングポイントにしていきましょう!
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