「ママ、顔がおばあさんになってる」
子どもの無邪気なひとことにガーンとなる。
元気な時はまだいいんだけど、疲れた時の顔の劣化がひどすぎる。
若い時と比べて全然疲れがとれないし、日々、疲れが蓄積していく。
化粧品を変えてみたり、サプリを飲んでみたりしてみるけど、効果がよくわからないし、続かない。
あー、このまま、子どもに翻弄されて、年老いていくばかりなのかな、、、
そんなの嫌。
歳をとっていくのは仕方ないけど、でもできるだけ、顔も体も心も元気に明るく、スッキリとして生きていきたい!
はい、いくつになっても、元気に明るく、スッキリを保つことは可能だと私は思っています。
元気に明るく、スッキリと生きるためのアドバイスはたくさんありますが、この記事では意識したいたった一つのことをお伝えします。
この記事の目次
疲れているとなぜ劣化して見えるのか
疲れているとなぜ劣化して見えるのでしょうか。
顔が劣化して見える原因は以下のような要素が大きいと思います。
① 顔のたるみやシワ
② くすんだ顔色
③ 元気がないぼーっとした目
④ 暗くて乏しい表情
⑤ 猫背
元気で明るく、スッキリと見える人の特徴
元気で明るく、スッキリと見える人は、疲れて劣化した顔の人と反対の要素を持つともいえるでしょう。
① ハリのある顔
② 透明感やツヤがある顔色
③ キラキラしてハッキリした目
④ 豊かな表情
⑤ スッと伸びた背筋
疲れると顔が劣化する 大きな原因のひとつは○○
疲れて顔が劣化する、大きな原因のひとつは【酸欠】です。
つまり体内の取り込まれる酸素量が少ない状態です。
現代人の実に9割が隠れ酸欠になっているという説もあるほど、酸欠状態というのは身近なものなのです。
特にマスクをつけることが日常になっている今、酸欠は自分が思うよりも深刻になっているのかもしれません。
なぜ酸欠状態になると疲れて顔の劣化につながるのでしょうか。
・脳に酸素が行き渡らなくてぼーっとしたり、眠くなる
→ ぼーっとした顔や目、表情
→ 疲労感
・自律神経が乱れて気持ちが不安定になる
→ 暗くて乏しい表情
→ 眉間などのシワ
→ 体が緊張し固くなり疲労感を感じる
・血流が悪くなる
→ 顔色の悪さ
→ 肌のターンオーバーが正常になされないため、たるみやシワにつながる
→ 眼精疲労
・筋肉が酸欠状態になる
→ だるさ、体の痛み、疲労感を感じる
→ 姿勢を保てなくなり猫背になる
なぜ酸欠になるのか
さて、ではなぜ酸欠になってしまうのでしょうか。
確かに大気中の酸素濃度は大昔に比べると減り続けているようですが、やはり一番の原因は【浅い呼吸】でしょう。
日本に住む現代人のほとんどは、椅子に座り机に向かったりスマホやPCを見続けたりする生活習慣や運動不足などの影響で、姿勢が悪くなり、猫背気味になっています。
猫背だと肺が圧迫されて、横隔膜がうまく動かないので、浅い呼吸になってしまいます。
わざと猫背になって呼吸するのと、胸をはって背筋をのばして呼吸するのと、どちらが息がしやすいか、実際やってみて比べてみると違いがわかると思います。
またストレスによっても呼吸が浅くなります。
ストレスがかかると交感神経が優位になって、呼吸数が増して浅くなるのです。
深い呼吸をするメリット
深い呼吸をして、酸素をたくさん体内に取り入れるメリットを見てみましょう。
① 脳に酸素が行き渡り、スッキリする
② 自律神経が整い、リラックスして安定する
③ 血流がよくなる
④ 酸素が筋肉に行き渡り、疲れから回復しやすくなる
→ まさに疲れ顔の劣化対策に効果的と思いませんか?
深く呼吸をするためには、必然的に姿勢をよくする必要があるので、猫背が改善され、スッキリと見えるという副次的な効果も期待できます。
深い呼吸をするデメリット
メリットだけでなく、デメリットもみていきましょう。
メリットしかないなら多くの人がすでに実践して、世の中、スッキリとして明るく元気な人ばかりになっているはずです。
デメリットがあるから深い呼吸ができない、という考え方もあることを知っておくといいかもしれません。
① 慣れないうちは空気が入りにくい
姿勢の悪さは意識してすぐ改善できるものでもありません。
猫背の状態のまま、深く息を入れようとしても入りません。
また腹部や胸回りが凝り固まっているのも、空気が入りにくい原因となります。
② 深い呼吸を続けるのが難しい
人は1日に約3万回は呼吸していると言います。
そして何十年も浅い呼吸を続けていたら、それが普通の日常の呼吸となっています。
そうなると呼吸を変化させようと努力しても、気づくと元に戻ってしまっていたりします。
③ リラックスして安定してしまう。
④ 健康になってしまう。
③④に関しては、無意識下ではそんな動きもあるのだな、くらいに捉えておいてください。
健康になりたい、リラックスして安定したいと思いつつも、疲れやすくて不安定で緊張している自分を変えたくない自分もいたりします。
なぜなら新しい自分になるのが怖いからです。
たとえ良い変化であっても無意識下では変化に対する怖れや不安があります。
なので、よい習慣を続けようと思っても、結局三日坊主、ということが起こりがちなのです。
まずは自分がどんな呼吸をしているのか意識しよう
顔も体も心も元気に明るく、スッキリとして生きていきたいという方は、深い呼吸をして酸欠状態を改善していくことは、特に道具も必要なく1人で気軽に始められる効果的な方法です。
でもデメリットにあるように、身に染み付いてしまっている浅い呼吸を深い呼吸に変えていくことは結構難しいです。
そこで、まず手始めに、自分はどんな呼吸をしているのか、意識を向けてみましょう。
特に、疲れたな、と思う時。
チラッと窓ガラスにうつる自分を見て、なんてひどい顔!とハッとする時。
子どもたちに翻弄されてイライラしている時。
あなたの呼吸はどうなっていますか?
姿勢との関係も意識してみてください。
どんな時にどんな呼吸になっているかなど、自分の呼吸を知ることで、深く呼吸をする必要性を無意識に感じやすくなってきます。
深い呼吸をしてみよう
次に深い呼吸をすることにトライしていきましょう。
深い呼吸と呼ばれるものはいろいろありますが、ここでは腹式呼吸についてお伝えします。
腹式呼吸は横隔膜を使う呼吸です。
横隔膜を上げ下げすることにより、浅い呼吸では使われない肺の下部まで空気が行き渡るようになります。
腹式呼吸のやり方の一例を以下にお伝えしましょう。
① 背筋を伸ばしてスッと立つようにします。
② 息を吐ききります。
③ 仙骨からみぞおちへ、下から上へ徐々に空気が入っていくイメージで息を鼻から吸っていきます。
すると自然にお腹が膨らんでいきます。
④ 仙骨からみぞおちまで空気がパンパンに入ったら、今度はみぞおちから仙骨へ、上から下に徐々に空気が抜けていくイメージで、鼻から息を吐いていきます。
すると自然にお腹がへこんでいきます。
さらに詳しくはこちら
最初のうちは鏡を見ながら、お腹に手を当てて行うとやりやすいです。
また息を吸う時吐く時、一緒に肩が上がったり下がったりしていないかどうかもチェックしてください。
肩が動いている時は浅い呼吸になっています。
1日10分をめどに、腹式呼吸をする時間をとってみてください。
また、疲れた時、イライラして不安定な時に、劣化した顔が気になる時に、腹式呼吸を心がけるようにすると、状態が改善されることが実感できると思います。
やってみて息苦しくなってくる場合は、お腹周りが固くなっていることが考えられます。
腹部のマッサージや、肋骨の一番下部から指を内側にめりこませるように押してマッサージするのがおすすめです。
深い呼吸を心がけることで起きてくること
実際私も、また私のクライアントさんたちや友人たちも、腹式呼吸を意識してやり続けています。
腹式呼吸を実践する自分自身、そして彼ら彼女らを観察してきて、腹式呼吸ってほんとすごいなーと感じています。
まず、気持ちが安定します。
そして疲れにくくなり、体が軽くなって、行動しやすくなります。
顔色や表情が柔らかく明るくなって、顔がスッとスッキリしてきます。
肩こりが改善された人もいます。
腹式呼吸に体が慣れてくると、腹式呼吸をしていた方が体が楽ということが潜在意識にインプットされるので、徐々に腹式呼吸をする時間が長くなっていきます。
すると、体はもっと深い呼吸をしたくなるので、無意識にいい姿勢を保つようになります。
心と体とお顔にとって、いい循環が生まれる上、気持ちに余裕がでてくるので家族関係にも良い影響が出てきます。
まとめ
子育てや家事との日々の格闘も、30代までは気力体力で乗り切れても、40代になるとそうも言ってられなくなります。
疲れも顔に出やすくなってきます。
「ヤバイ」
本気でそう感じたのなら、化粧品よりサプリより何よりもまず呼吸。
深い呼吸を意識しましょう!
元気に明るく、スッキリと生きていきたい人を心から応援しています。
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