【子どもに暴言を吐いてしまう】嫌なのに自分の親と同じことをしてしまうのがつらい、なんで?

 

この記事ではこんなことがわかります

・子育てでイライラして暴言を吐いてしまう人の特徴

・親にされて嫌だったことを自分もしてしまうわけ

・親の影響を抜け出すためにどうしたらいいか 3つの方法

 

 

子育てでイライラが高じると、暴言とも言えるきつい言葉を子どもに向かって吐いてしまう。

 

気づけば、口調や言葉が自分の親そっくり・・・

 

子どもの頃、親から言われて嫌だったはずなのに、どうして自分の子どもに繰り返してしまうんだろう?

 

イライラすると親と同じような暴言を子どもに吐いてしまうのはなぜか、その心理を探りながら、解決策を模索していきます。

 

イライラが高じると夫に暴言を吐いていた私

 

イライラが高じると、親と同じような口調で、親と同じような言葉遣いをして、相手を責めてしまう。

 

特に夫に対して、よくそうなっていました。

 

「出ていけ!」

「あんたなんてもう知らないから」

「うるさいっ!!!」

 

そんな暴言ともとれるような言葉を吐いてしまうことも(イライラしてるんだから仕方ない)(イライラさせる相手が悪いんだ)と自分を正当化していました。

 

ただ、そんな私が妊娠して、子どもを育てることを想像した時に、これは激マズイ・・・と焦ったんです。

 

イライラした父親に暴言を吐かれることがものすごく嫌で、ものすごく怖かった私。

 

そんな親と同じことを子どもにして、私と同じように子どもが傷ついてしまうのは絶対に避けねばならない、と決意したのです。

 

イライラが高じると暴言を吐いてしまう人の特徴

 

 

決意した私は、自分を変えるために親との関係性の中で生じた自分の心の傷を見つめることを続けました。

 

その経験を活かして、今は親子関係に悩む人にヒーリングやカウンセリングを提供しています。

 

そして自分の経験や、たくさんの人をヒーリングしてきた経験から、イライラが高じると暴言を吐いてしまう人の特徴が見えてきました。

 

イライラが高じると暴言を吐いてしまう、という人は、普段はそういう自分を出さないように、かなり自分を抑えて律している傾向があります。

 

なので普段は周りからは、暴言を吐くような人とは全く見られなかったりします。

 

でもうちに秘めたる怒りはものすごいエネルギー量です。

 

普段抑えている分、抑えている糸がプッツン(古い?笑)とキレると、堰を切ったように怒りが溢れ、コントロールを失います。

 

怒りの炎が燃え尽きるまで、アンコントロールな言動は続き、かなり長引きます。

 

それは気が緩む家庭内で起こることがほとんどです。

 

そして、ある程度鎮火すると、ものすごい後悔の念に襲われ、自分を責め、もう2度としないと誓うのですが、また何度も同じことを繰り返してしまうのも特徴です。

 

親が吐く暴言が子どもに与える3つの影響とは

 

親が吐く暴言が子どもにどんな影響を与えうるのか、心配になる人も多いのではないでしょうか。

 

そして同じように、親の暴言を吐かれていた自分自身も、その影響を受けている可能性も大きいです。

 

下に、親が吐く暴言が子どもに与える主な3つの影響を見ていきましょう。

 

① 自己肯定感が低下する

 

 

本来、自分を守ってくれる存在である親が、自分に対し攻撃的な言動をする。

 

子どもは無意識に親を正当化しようとする傾向にあるので、自分が悪いから親がそんなふうになってしまうんだと、子どもは自分を否定するようになります。

 

すると、自己肯定感がどんどん下がっていきます。

 

子どもの自己肯定感が下がると、自分に自信がなくなり、生きづらさを増していきます。

 

② 人の顔色を伺うようになる

 

イライラして暴言を吐く親は子どもにとって恐怖です。

 

なので、身の安全を守るために、親が今どんな調子なのか、常に顔色を伺うようになっていきます。

 

もし親の気分を盛り上げるために、親が気分をよくするような話をふったり、笑いをとるような行動をする子どももいます。

 

親の顔色を伺うようになった子どもは同時に、親以外の人の顔色も伺うようになっていきます。

 

自分は親に暴言を吐かれるような存在だから、どこでまたそんな目に遭うかわからない、と身構えることが癖になってしまうのです。

 

するとどんどん自分らしさを失っていくのです。

 

③ ストレスがたまり感情的に不安定になる

 

親の暴言を吐かれても、子どもも対等に言い返して、お互いスッキリする、なんてパターンはほとんどないと思います。

 

大抵は、親から一方的に暴言を吐かれる間、じっと嵐が過ぎ去るのを待つ、というようなパターンでしょう。

言い返したら、もっと暴言がひどくなることもよくあるからです。

 

すると、子どもはどんどんネガティブな感情とストレスを溜めていきます。

 

親から言葉で暴力的に扱われるという怖れ、悲しみ

親から抑えつけられる怒り、悔しさ

ずっとこのままなんだろうかという不安

どうせ自分の味方は誰もいない、という寂しさ

 

そして感情的に不安定になっていきます。

 

すると大人になっても、イライラがおさえられない、落ち込みからなかなか抜け出せない、など、自分の感情がコントロールできなくなることも多いです。

 

 

そう、自分がされて嫌だったのに、イライラして子どもに暴言を吐いてしまうのは、自分の親の影響が大きいのです。

 

嫌だったのに、親と同じような暴言を吐いてしまうのはなぜか

 

怒りを溜めているのはわかる

 

でもどうして、親が使っていたようなキツい言葉を発してしまうのだろう・・・

 

 

それは仕方のないことだとも言えます。

 

方言のようなものです。

 

親がよく使っていた言葉ほど、潜在意識の中に刷り込まれていき、息を吐くように話せます。

 

しかも親がイライラして暴言を吐いている時、子どもは怖くてぼーっとしているしていることがほとんどです。

 

子どもがぼーっとしている時の言葉ほど、潜在意識の奥に入りやすいのです。

 

同じように、寝る前や起きる前などのまどろみの時間帯に言われた言葉も、洗脳といってもいいくらいのレベル感で、潜在意識に書き込まれてしまいます。

 

 

もちろん、社会との関わりの中で成長するにつれて、暴言のようなキツい言葉というのは人前では使ってはいけない言葉というのはわかってきます。

 

だから普段はある程度の緊張感をもって律しているため、決して使いません。

 

ただ、家に帰って緊張感が緩むと同時に、普段怒りを抑えているダムが崩壊し、すごい流量の怒りのエネルギーが溢れた時、自分を律していた理性を失います。

 

すると、潜在意識下にある、親がよく使っていてよく耳にしていた暴言のようなキツい言葉が出てしまうのです。

 

こんな自分嫌だ、どうすればいい?自分を変える3つの方法

 

怒りで我を忘れて、嫌だった自分の親のように暴言を吐いてしまう。

 

そんなふうになってしまうご自身を責めている方は、普段は愛情深く子どもを育てようとしている方がほとんどでしょう。

 

自分は嫌だったから、自分の子どもには同じような想いをして欲しくない、世代間連鎖は避けたい!、と思っている方も多いと思います。

 

自分を変えたいけど、なかなか変えられない。

 

そう悩む方のために、イライラして暴言を吐く自分を変える、3つの方法をお伝えしたいと思います。

 

① ストレスを減らす

 

 

まずとにかくご自身へのストレスを減らすことが最優先です。

 

ご自身のことを『感情における重病人』くらいに捉えてください。

 

重病人ですから、できるだけ安静にし、自分をすり減らして頑張るようなことはやめましょう。

 

例えば、子どもの宿題をつきっきりでみてあげる。

もちろん、ストレスが溜まらなければいいんですけど、それでストレスが溜まる人の方が多いでしょう。

 

結局、ストレスを溜めながら子どものために頑張ったって、そのストレスは子どもへのイライラ暴言となってしまうわけです。

 

それなら頑張らない方がまし!

 

とにかく今は、自分の回復が最優先と思って、子どもの宿題に付き合う時間を、一人で過ごすコーヒータイムにしたりする工夫をしていきましょう。

 

② 自分自身を理解する

 

イライラして子どもに暴言を吐いてしまう

そうなっても仕方ないくらい、あなたは辛い想いをたくさんしてきましたし、ストレスをたくさん溜めてきました。

 

それをちゃんと認めてあげましょう。

 

 

あなたが何をしている時に、親はイライラして暴言を吐いたのでしょうか。

 

あなたは親にイライラして暴言を吐かれた時、どんな気持ちだったでしょうか。

 

あなたは本当は親にどうあって欲しかったのでしょうか。

 

 

紙に書き出して、自分を理解しようとしてあげてください。

 

ああ、自分って自分で思ってるよりすごく大変だったんだ、と理解でき、自分が自分の味方になってあげられた時に、少しイライラが緩んでくると思います。

 

③ 心の傷を癒す

 

 

自分自身を理解できて、緩んでくる場合もあります。

 

自分自身を理解するということは、人に自分のことをわかってもらえる、と同じくらいかそれ以上の安心感があるからです。

 

ただ、子ども時代のの傷ついた想いは、それを客観的に理解したからといって、癒やされるものではありません。

 

子ども時代の心の傷のことを、心理学的用語で『インナーチャイルド』と呼びます。

 

『インナーチャイルド』を癒すには、当時の自分の想いに寄り添ってあげるとともに、その時感じていた感情や感覚を感じ直すことが大切です。

 

 

体が硬直するほど、怖かった

 

涙が出るほど悲しかった、悔しかった、怒りでいっぱいだった

 

親からこんなこと言われて、私は一体どうなっちゃうんだろうと不安だった

 

 

小さい頃のあなたはたくさんの想い、たくさんの感情があったはずです。

 

親があなたにイライラして暴言を吐いた場面を思い出し。あなたの感じていたこと想いや感情を一つ一つ受け止めて、感じ直してあげてください。

 

すると、小さい頃のあなたが、どんどん癒やされて、強くしなやかになっていきます。

 

根気強く、自分に寄り添おう

 

 

①、②、③のワークはちょっとやったから、すぐ変われる、というものではありません。

 

特に『インナーチャイルド』は潜在意識の奥深くにあるので、自分が傷ついた場面をリアルに感じ直すことが難しい場合がたくさんあるからです。

 

 

なので、まずは3週間、続けてみてください。

 

 

うまくいくと、リラックスできることが増え、イライラッと気に障っていたようなことがどうでもよくなったり、(ま、いっか)と切り替えが速くなったりします。

 

 

また自分自身が理解できることで、怒りを子どものせいにすることが減っていきます。

 

すると、自分自身の感情に責任を持つ意識が高まり、ストレス管理にももっと真剣になってきます。

 

ストレスが減ると、さらに、イライラすることが減っていくという、好循環に入っていきます。

 

 

続かない、感じ方がわからない、これで合ってるのかわからなくてやる気になれない

 

でも自分は子どものためにも早く変わりたいんだ!

 

という方もいるでしょう。

 

 

そんな方には私のセッション、『インナーチャイルド』を扱うヒーリングがあります。

 

 

『インナーチャイルド』を外科手術的に扱うので、根本から短期間で変化していきたい方、特に以下のような方にオススメです。

 

 

・感情の波を穏やかにしたい。

 

・感情に飲まれてコントロールできなくなる時間を減らしたい。

 

・子どもと一緒に、無邪気に笑って楽しめる時間をふやしたい。

 

・自分も子どもも大丈夫、と無条件に信頼したい。

 

・自分は子どものために何をしたらいいのか、感覚的にわかるようになりたい。

 

 

『インナーチャイルド』が根本的に癒されると、今までの重く苦しい、どうにもならない感じがつきまとう人生が、スッキリとした軽やかで自由なものに変化していきますよ!

 

 

まとめ

 

 

親からされたことってかなり潜在意識に残るんです。

 

そしてこの先の人生に大きな影響を与え続けます。

 

 

それが、コントロールできない言動が出てくる原因になっていたりします。

 

 

子どもも自分と同じようになる可能性があるとしたら・・・、もう自分が変わるしかないじゃないですか!

 

あなたの代で、親からのネガティブな連鎖を終わりにしましょう。

 

決意が強ければ強いだけ、あなたは変わっていきます。

 

 

人は変われない、そう思い込んでるのも、変わらない親を見続けてきた影響かもしれません。

 

 

自分の心の傷を癒しながら、子どもと一緒に、楽しくスッキリ、軽やかな人生を歩んでいきましょう。

 

 

一人だと難しいって方は、ぜひ、サポートさせてください!

 

 

一緒に笑いながら、楽しみながら、変化していきましょう♪

 

 

 

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