木のおもちゃって憧れませんか。
プラスチックのおもちゃより暖かみがあって、自由な発想で遊べるものも多く、子どもに買ってあげたくなるおもちゃかもしれません。
でも、木のおもちゃって値段もそれなりにするので、買うときは少し躊躇してしまいますよね。
私は自分の趣味で幼い息子に木のおもちゃを誕生日やクリスマスなど大きいイベントの度に買ってあげてきました。
今は息子は小学校高学年になり木のおもちゃではそれほど遊ばなくなりましたが、木のおもちゃは長持ちするので未だ現役で、家に遊びに来る近所の友だちやおうちサロンに来るクライアントさんの子どもたちに大人気です。
そんな木のおもちゃの中でも、私が買ってよかったと思う、子どもたちが夢中で遊ぶ木のおもちゃを紹介したいと思います。
この記事の目次
私がどんな基準で木のおもちゃを選んだのか。
木のおもちゃの紹介の前に、私がどんな基準で木のおもちゃを選んだのかお伝えしましょう。
私が木のおもちゃを選ぶ基準の一つはまず、ずばり、目で見てかわいくて自分が癒されるものでした。
特にインテリアとして飾っておけるようなデザインのものを選ぶようにしていました。
また小さいころはどうしても親と一緒に遊ぶ時間が多いです。
なので、遊び方が限定されず、発想豊かに遊べるような、子どもと一緒に自分も楽しめるようなものも大切な基準の一つでした。
木のおもちゃはそれなりの値段がするものも多いですから、子どものために奮発して買ってあげたのに、その子どもが全然遊ばなかったら「なんで???」とイライラしたりするかもしれません。
なので選ぶときに、自分の癒しや楽しみも含めて選ぶことにより、子どもが遊ばなくても自分が楽しめるので、心が楽になりますよ。
八神が勧める 木のおもちゃ6選
さて、買ってから6~9年以上たっても未だ現役、おうちサロンのリビングに置いてある木のおもちゃ6選を紹介します。
ノックアウトボール
スウェーデンのミッキー社の「ノックアウトボール」。
上部の穴に木のボールが3つ乗っていて、それをハンマーで叩いて落とすとボールがコロコロ出てくるというシンプルなおもちゃです。
またハンマーが使えないうちは、手で押すことでもボールは落とせます。
まだ赤ちゃんのうちは木のボールを手ににぎにぎさせたりして使えます。
ハイハイできるくらいになると、手でボールを押して遊べるようになります。
ハンマーが握れるようになると、叩く位置や強さ、ハンマーの握り方などを通して、いろんなことを体感できるおもちゃだと思います。
小学生でも、たまに無性に何かを叩きたいときがあるようで、時々集中してボールを叩いて遊んでいる子もいます。
私はこの木のボールを使って手、背中や肩などをコロコロマッサージしています。
ままごといっぱいセット
日本のメーカー、エドインターの「ままごといっぱいセット」。
(包丁が赤く塗られているのは、息子の仕業)
マジックテープで貼り付けられている部分を包丁で切るのですが、意外に手ごたえがあって、素材を切るザックリ感が楽しめます。
木のぬくもりと重さに、大人も嬉しくなるおもちゃです。
木のお皿やスプーンは幼児期のとき息子が使っていたものです。
空いているタッパーを使って、お弁当ごっこも面白いですよ。
子どもは何度も何度も、切ってはもりつけた野菜を持ってくるので、大人は食べるマネがうまくなります。
玉の塔
どちらもドイツのベック社のおもちゃです。
ベック社は家族経営に近い体制で、創業から50年以上も転がるおもちゃを作り続けてきているそうです。
右側が「シロフォン付き玉の塔」(またの名をクーゲルバーン)。
対象年齢は3歳頃からとなっていますが、我が家では1歳くらいから遊んでいました。
小さい玉はCE(欧州のおもちゃの安全基準)に従って飲み込んでも身体の中で溶けずにそのまま排出される天然由来の安全な素材が使用され、塗料は口に入れても害のない塗料を使っているとのことだったからです。
息子が小さい時は長時間夢中で遊んでました。
ある程度大きくなってからは、ボールが落ちる穴を一回り大きな玉でせき止めて、一気に落とす、というようなこともよくやってました。
子どもによっては、せき止めてから、色別に玉を分けて楽しむという遊び方をしたりします。
また、ハスの種やどんぐりなど、玉ではないものを転がして、その予想できない転がり方を楽しむ遊び方も面白いです。
玉はなくなっても、玉だけで買えるので安心(掃除のときにあちこちから出てきますが 笑)
私は落ちる玉によって鳴る、シロフォンの音が大好きで、時々鳴らしては癒されてます。
左側が「玉の塔 ディスク」
ビー玉が木の円盤の中をグルグルと回りながら、ゆっくりと時間をかけて落ちていく 木のおもちゃです。
こちらはビー玉を使用しているので、不用意に玉を飲み込まない年齢になってから買いました。
シロフォン付き玉の塔だけでは(私が)物足りなくなって買ったおもちゃで、グルグルとビー玉が落ちる様子を観察したり、どの玉が一番はやく落ちるか予想し合ったり、沢山落としてビー玉が落ちて木のディスクに当たる音を楽しんだりできます。
私はこのおもちゃの音が雨だれの音のようで、シロフォンの音と同じくらい大好きです。
小さな大工さん
デュシマ社の「小さな大工さん」、1951年に発売以来のロングセラーのトンカチのおもちゃです。
色板の穴に小さなを釘を通しコルク板にハンマーで打ちつけパターンを作ります。
ハンマーは木でできていて、とても軽いです。
釘の頭には丸いポッチが付いていて、落としても針が上になることは滅多になく、踏んづけて怪我をしないような対策もとられています。
固いブナ材で出来た色板は手触りもよく、色もキレイです。
息子はこれを買った当時は、「大工さんになりたい!」と言っていました。
うちに来る子どもたちのうち特に女の子は、机といすを用意してあげると、集中してこのおもちゃで遊んでます。
私は子どもたちがこのおもちゃで残した色板の絵が、それぞれの子どもらしさが出ていてとても好きです。
積み木 玉の道 スカリーノ・基本セット
スイスのスカリーノ社の玉の道が作れる積み木「スカリーノ・基本セット」です。
ピタゴラスイッチをよく息子と見ていたころ、私が欲しくてたまらなくなって買ったおもちゃ。
手触りがとても滑らかで心地いいおもちゃです。
玉の道づくりは息子より私の方が夢中になってました。
苦労して作った玉の道もちょっとのズレでうまく玉が転がらなかったりするので、うまく転がった時はとても嬉しい!
おうちサロンに来る小学生くらいの子どもたちがよく遊んでます。
まとめ
個人的に、玉が転がる系のおもちゃが好きなので、6つのうち3つが、玉が転がる系になっています。
木のおもちゃばかり買っていたわけではなく、その時その時息子の興味があるおもちゃ(アニメや戦隊ものなどのキャラクターグッズ)なども買っていましたが、やっぱり長く残るのは木のおもちゃですね。
おもちゃには主食のおもちゃ、おやつのおもちゃという考え方があるようです。
豊かな創造力を育むようなおもちゃを主食、流行りものの一時的に子どもを楽しませるおもちゃがおやつ、という捉え方のようです。
そういう捉え方では、我が家は木のおもちゃは主食、キャラクターものなどのおもちゃはおやつとしていたかもしれません。
木のおもちゃ以外では、LEGOブロック(自由に好きなものを作れるようなタイプ)を沢山買いました。
LEGOブロックでも長い期間息子は遊んでました。
今では息子はニンテンドースイッチに夢中で滅多におもちゃでは遊ばなくなりましたが、クライアントさんの子どもたちや近所の子どもたちが遊んでくれるのを眺めては満足してます。
木のおもちゃは自分の子どもが使わなくなったら、小さな子どもがいる人や子育てサロンをしている人などに譲るのも喜ばれそうです。
私が買ってよかった、子どもたちが夢中で遊ぶ木のおもちゃを紹介してきましたが、一番は選ぶ人自身が楽しめるおもちゃだと思います。
買う人が、自分も楽しく遊ぶことをイメージして買ったおもちゃは、楽しそうなエネルギーに溢れているのではないかと感じます。
木のおもちゃを買うときの、参考になれば嬉しいです。
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