大人になっても、母親に感謝するどころか、いつもイライラさせられる。
こんな私ってダメな子どもなんだろうか。
そう悩んでませんか?
いや、母親がうざくてイライラするっていう人は、結構多いんです。
あなたも母親にイライラしてしまうことが多いのなら、この記事を読んでみてください。
母親にイライラする心理を理解し、克服するきっかけになれば嬉しいです。
この記事の目次
子どもの頃から母親にイライラし続けていた私
実は私自身、物心ついた時からずっと、母親にイライラしていました。
私は母の何にイライラしていたんでしょうか。
母へのイライラ ① 過干渉
不安症で心配性だった母親は、頻繁に私のやることに「こうしなさい」「ああしなさい」「やめておきなさい」と口を出してきました。
直接的に言われる場合もあるし、「本当にそれをやるの?」「お母さん心配だわ」と間接的に足をひっぱってくる場合もあります。
私は「もう、うるさい!ほっておいて!」っという感じに爆発することが多かったです。
どうして、なんでもかんでも私のやろうとすることに口を出してくるのか、と悲しくもなりました。
でも、イライラしながらも、(お母さんにイライラするなんて、なんてダメな娘なんだろう)と自分を責めてもいました。
母は自分が口を出すことに対し、「あなたのために言ってるのよ」「あなたがかわいいから心配しているのよ」とことあるごとに言ってたので、そんな母親の真意を受け取れない私はダメでわがままな娘なんだと思い込んでいたのです。
母へのイライラ ② 愚痴
他の記事でもよく書いていますが、私は母に父の愚痴をしょっちゅう言われていました。
「お父さんはひどい」「お父さんにこんなこと言われた」「でもお母さんはお金がないから逆らえないんだ」「お母さんはもう死んでしまいたい」などなど。
なんてかわいそうなお母さんなんだろう!私は母の味方をしてあげなくては!と思ったこともあります。
ですが、ずっと変わらずに愚痴を言い続ける母に(なんでこの人はいつもいつも同じことを私にいうんだろう)(もう聞きたくない)とイライラしていることの方が多かったです。
また母を救ってあげたいと、父との関係性に対してアドバイスしてみたこともあります。
でも「あなたにはどうせ私の気持ちはわからない」とつっぱねられる。
黙って、母の都合よく聞いてあげるだけでいいみたいです。
うんざりした顔をしていると怒られました。
私を愚痴のゴミ箱のようにして、また溜まったらゴミ箱に捨てて、の繰り返し。
愚痴のゴミ箱にされるのも辛いです。
相手の気分に引きずられて、嫌な気分になります。
母の都合で振り回されているようですごくイライラしました。
母親がうざいと感じる5つの理由
さて、私にとっては、母親の愚痴と過干渉が幼い頃から母親がうざくてイライラする理由でしたが、多くの人にとってはどんな理由があるのでしょうか。
以下に主要な5つの理由を挙げます。
① 母親の過干渉
母親が成人した子供に対しても過度に干渉したり、コントロールしようとする場合、自立したい気持ちとの間で衝突が生じ、イライラを引き起こすことがあります。
② 母親との価値観の違い
年齢や時代、経験の差からくる価値観や考え方の違いが、意見の対立や誤解を生むことがあります。
特に、親から自分の価値観や生活スタイルを尊重されないと感じると、フラストレーションがたまります。
③ コミュニケーションの問題
互いの気持ちや意見をうまく伝えられなかったり、理解できなかったりすると、ストレスがたまりやすくなります。
特に、母親が批判的な態度を取る場合、子どもは防衛的になりがちです。
④ 依存関係
親子関係が過度に依存的である場合、母親が子どもに対して過剰な期待を持つことがあります。
これが子供にプレッシャーを感じさせ、イライラを引き起こすことがあります。
⑤ 親の変化に対する抵抗
母親が歳をとり、健康状態や精神状態が変わると、子どもに対する要求や期待、依存が増すことがあります。
これに対する適応が難しく、ストレスを感じることがあります。
なぜ母親にイライラするのか?根本的な心理
でもね、自分を一生懸命育ててくれた母親、なんでこんなにイライラしてしまうんでしょうか。
まだ思春期とかならわかります。
でも私は成人しても、結婚して母親になっても、やっぱりイライラすることが多かったからですね。
普通は育児の大変さを身をもって経験し、「こんなに大変な思いをして育ててくれたお母さん、ありがとう!」って感謝の気持ち100%に変化するんじゃないの?!と思った時期もありました。
でも、ヒーラー・カウンセラーとしてたくさんの方のセッションをさせていただく中で、大人になっても母親にイライラしている人は沢山いることがわかりました。
そう、母親にイライラするのって、フツーフツー♪
決して、自分がダメな子どもだからだ、じゃありません。
大人になりきれない自分がダメなんだ、じゃありません。
ではなぜ、イライラしてしまうのか、心の根っこの方から探っていきます。
大切にされていない
嫌なのに色々と口を出してくる人、嫌なのに愚痴ばかり聞かせる人、自分の価値観を押し付けてくる人、過剰に期待を寄せてくる人、に対してどう感じますか?
そう、自分を大切にしてくれていない、と感じるのではないでしょうか?
(自分をもっと大切にして欲しい)、という思いが蓄積すると、イライラし始めます。
特に相手は母親です。
例えば他の人が愚痴を言っていても、価値観を押し付けてきても、そこまでイライラはしないかもしれません。
母親は子どもにとって、一番愛されたい、無条件で受け入れてもらいたい存在です。
その母親から嫌がることをされる=大切にされない、というのは非常にストレスがかかることなのです。
罪悪感
子どもは母親に愛されたい、と思うと同時に、母親を幸せにしてあげたい、とも思っています。
そして本当は、嫌がらずに素直に言うことを聞く、そして嫌がらずに同情して愚痴を聞くことで、また嫌がらず母親の価値観に従ったり、母親の期待に応えてあげたりして、母親を満たしてあげたい、幸せにしたいとも思っています。
でも、そうできない。
するとそんな自分に、母親を満たしてあげられない罪悪感を感じます。
罪悪感を感じて自分を責める。
そして、自分自身にイライラする。
そしてそのイライラは母親へのイライラとごっちゃになって、より母親へのイライラを大きくさせるのです。
*****
大切にされていないという思いと罪悪感、この二つが混ざると、しつこいイライラになります。
どちらか一つならまだいいんですが・・・。
母親にイライラしなくなる方法
さて、では母親にイライラしなくなる方法ってあるんでしょうか。
ここでは、初級中級、上級の3段階に分けてお伝えしたいと思います。
① 初級 フツーフツー♪と捉えよう
母親にイライラッとしてしまい、同時に、あー、ダメな娘だなと自分を責める、自分も含め、そのパターンの人が多いように思います。
でも、前述しましたよね、イライラの原因の一つに、『罪悪感』があります。
なんてダメな自分って自分を責めれば責めるほど、イライラは増します。
なので、母親にイライラしても、(しょうがないな、だって母親にイライラするのってフツーのことだし。)などと気楽に捉えてみましょう。
イライラのエネルギーが少し和らぐでしょう。
② 中級 母親と距離を置く
とにかく接触する機会を減らすことです。
特に、(たまにはお母さんに連絡してあげないと)(里帰りしてあげないと)(親孝行しないと)などと義務感からやってしまっていることがあったら要注意です。
心からそうしたい気持ちではなく、義務感からすることは、自分をすり減らします。
自分をすり減らすと、イライラすることが多くなります。
無意識に(せっかく遊びにきてあげたのに、また愚痴を言うわけ?)みたいに感じるわけです。
どうしても会ったり話さなくてはならない場合は、心に余裕を持つようにしましょう。
心に余裕を生む方法の一つは、自分を大切にすることです。
例えば、母親に会いに行く前には、素敵なカフェでコーヒーを飲むようにするとか、母親と電話した後の夕食は自分の好物を作って食べると決める、お気に入りのバスソルトでゆっくりお風呂につかると決める、みたいな感じです。
心に余裕があると、母親と心理的距離を保ちやすくなります。
③ 上級 インナーチャイルドを癒す
①②は対症療法的な方法だとしたら、根本治療的な方法は③のインナーチャイルドを癒す です。
頭ではわかっていても、心が勝手にイライラと反応してしまう、と言う場合は、心の奥底にあるインナーチャイルドが刺激されている場合がほとんどです。
特に、母親は子どもにとって一番身近な存在で、インナーチャイルドを生む主原因である存在でもあります。
例えば子ども時代、のんびりしていたいのに、母親に怠けてないで手伝いなさい!などと怒鳴られた経験があるとします。
大人になってからだと、家事や父とのストレスでイライラしているときにのんびりした子どもを見たら感情的になるよねー、なんて母親を頭で理解してあげられるかもしれません。
でも子どもの頃はそう客観的にはなれませんよね。
主観的に(あ、お母さん、私のこと嫌いなんだ。大切にしてくれないんだ。)と感じ、心に傷を負い、その傷が悲しみや怒りの感情とともにインナーチャイルドとして心の奥底に閉じ込められるのです。
なので、インナーチャイルドを癒していくと、大切にされていない思いや罪悪感が自然と減っていきます。
◆ インナーチャイルドの癒し方
さて、ではどうやってインナーチャイルドを癒せばいいのか。
初心者には、小さい頃の母親との印象的な出来事、母親に対してどんな気持ちを抱いていたのか思い出し、ノートに書き綴ることをお勧めします。
書いていて、小さい頃の感情がよみがえってきたら、その感情に寄り添ってあげましょう。
そのワークに慣れたら、子ども時代に母親にイライラしていた場面を思い出し、なぜそんなにイライラしていたのか、何を嫌がっていたのか、本当はどうしてほしかったのか、その時の本音を探ってみましょう。
ある程度そういう心理的ワークの経験がある方で、これ以上進めない感じがある方や、スピード感をもって自分を変えていきたい方は、インナーチャイルドを取り扱う専門家に相談されるとよいでしょう。
私は自分が受けて変化の実感があったヒーリング『インナーチャイルドを扱うヒーリング』を2009年から提供しています。
多くの母娘関係に悩む方にセッションしてきていますので、興味ある方はこちらのページをご覧ください。
まとめ
母親にイライラすることは普通のことです。
でも、普通のことだからと言っても、精神的負担はかなり大きいと思います。
それほど、育ててくれた親、という存在は大きく、インナーチャイルドの影響が強いということです。
母親へのイライラに向き合うことは、子どもの頃からの自分の本音を知り、自分らしく生きるためのサポートにもなります。
そうすることで、母親以外の人に対するイライラも減っていくことにもつながるんですよ。
母親との関係を根本的に変えていきたいって人はぜひご相談を!
一人でも多くの人が、母親とのしがらみから解き放たれ、自分らしく自由に生きていけるようになるお手伝いができればって思ってます。
■『インナーチャイルド』を扱うヒーリングの詳細はこちら
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