【怒りが止められない】ヒステリックな母親の6つの特徴と5つの心理的傾向

 

この記事ではこんなことがわかります

・どうしてヒステリックな母親になってしまうのか
・ヒステリックな母親をやめられないのはなぜか
・ヒステリックな母親である自分を根本から変える方法は

 

 

このごろ、頻繁にヒステリックに子どもを怒ってしまう。

 

子どもを徹底的に追い詰めるほど。

 

 

怒鳴る!叫ぶ!

 

 

こんなに子どもにキレてしまって、私、人としてどうなんだろう?

 

もしかして、私ってヒステリック?

 

 

私もかつて、重度のヒステリックでした。

 

夫に暴言を吐いたり、蹴飛ばしたりしたこともありました。

 

 

その経験を生かしながら現在は、ヒーラー・カウンセラーとして悩める子育て中の方のセッションをしています。

 

 

そして自分自身の経験、及び15年以上のセッション経験から、ヒステリックになりやすい人に共通の特徴と心理的要因があることに気づいたんです。

 

 

今回はヒステリックな母親の5つの特徴と心理的要因についてお伝えしたいと思います。

 

子どもにヒステリックに怒る理由とは?

 

母親が子どもに対してヒステリックに怒ってしまう理由はいくつかあります。

 

育児の疲労、家事や仕事との両立によるストレス、そして自己嫌悪などが原因で、感情が抑えきれずに爆発してしまうことが多いです。

 

また、子どもが思うように行動しないときに、自分の期待が裏切られたと感じ、感情がコントロールできなくなることもあります。

 

このような怒りの原因を理解することが、解決策を見つける第一歩となります。

 

母親が感情を爆発させる背景にある3つの要因

 

  1. 育児ストレス: 子育ては精神的・肉体的に非常に負担がかかり、そのストレスが積み重なると、些細なことで感情が爆発してしまうことがあります。
  2. 自己嫌悪感: 子どもに怒りすぎたと感じた後に強い自己嫌悪感を抱き、その感情がまた次の怒りを誘発する悪循環が生まれます。
  3. 過去の経験: 母親自身が幼少期に厳しく育てられた場合、その記憶が無意識に影響し、同じような怒り方をしてしまうことがあります。

 

ヒステリックな母親の6つの特徴

 

ヒステリックとまで表現される、ヒステリックな母親の怒りはどのようなものなのでしょうか。

 

ヒステリックな母親の6つの特徴をお伝えしましょう。

 

① ある程度怒りを発散するまで止められない

 

 

感情的な母親は、子どもに適度に怒ってすぐ切り替える、ということが難しいです。

 

一度怒りに火がつくと、沸騰した湯のようにぐつぐつと怒りが煮えたぎり、最終的に自分の中のお湯が沸騰してなくなるまでヒステリックな言動や行動が続きます。

 

② 過去に起こったことまで芋づる式に引っ張り出して怒る

 

一度怒り出すと、「あの時もそうだった。」「この時はこんなことされた。」などと、現在の怒りの原因とは全く違うことを芋づる式に持ち出して、怒り続けます。

 

それはまるで、怒りの火を燃やし続けていくために油を都度補給するような作業のようにも思えます。

 

③ 怒っている時は「自分は被害者!」という意識が強い

 

一旦怒り出すと、たとえ目の前にいるのは小さな弱い子どもであっても、「私のことを苦しめる加害者」としか見えず、端から見れば加害者のように怒鳴っていても、本人は自分自身のことを「自分はかわいそうな被害者」としか思えません。

 

怒ってる最中は<自分は被害者なんだから、相手を罰するために相手を攻撃するのは正当な行為>という意識が強いのです。

 

④ 些細なことで怒り出す時もよくある

 

普段は気にしないような些細な出来事でも、怒りモードの時は「なんでそんなことするのよ!」と簡単に怒りのスイッチが入ってしまいます。

 

子どもにしてみたら、訳がわかりません。

 

そのうち、子どもは自分がする一つ一つの行動が、母親に対する黒髭危機一髪の刀のように思えて、ビクビクするようになってしまいます。

 

⑤ 体調が悪いと怒りを爆発させやすい

 

 

病気の時、疲れている時や生理中など体調が悪い時に怒りが爆発しやすい傾向にあります。

 

特に生理前や更年期などホルモンバランスが崩れた時に、よりヒステリックがひどくなるケースが多いです。

 

元気な時には気にならないことも、体調が悪い時だと、(なんで私がこんなにしんどい時に、もっとしんどい思いをさせるの?!)という被害者スイッチが簡単に入ってしまうからです。

 

⑥ 子どもがダメージをくらうまで、徹底的に追い詰めてしまうことがある

 

怒っても子どもが平気な顔をしていると、ますます怒りに火がつくことがあります。

 

そして子どもが泣くまで徹底的に怒ります。

 

 

はたまた子どもが泣いても、(泣けば許されると思ってるの?!)と怒りがますます刺激されることもあり、結局は自分が怒ったことで子どもがどう反応しようと、煮えたぎる怒りのエネルギーが尽きるまでヒステリックな言動や行動は続きます。

 

 

また子どもに手が出てしまったり、暴言を吐いたり、ものを床に投げつけるなどの破壊行動をしてしまうケースもあります。

 

ヒステリックな母親が子どもに与える影響

 

母親がヒステリックに怒ることによる子どもへの影響はどんなものがあるでしょうか。

 

代表的なものは以下の5つが考えられます。

 

 

① 日常的に親の顔色を伺うようになる

 

② 親に本音が言えなくなる

 

③ ネガティブな感情が溜まっていき、情緒が不安定になる

 

④ 自己否定感が強くなり、自分に自信が持てなくなる

 

⑤ 親にとって問題と思われる行動を起こしやすくなる

 

 

このような影響を最小限に抑えるためにも、母親自身が感情をコントロールする方法を学ぶことが重要です。

 

ヒステリックな母親の心理的傾向

 

子どもへの影響を考えると、ヒステリックになるのを一刻も早くやめたいと思われるかもしれません。

 

でもいくらやめよう!と決意しても、また元に戻ってしまう、その裏にはどんな深層心理があるのでしょうか。

 

次に、ヒステリックな母親の心理的傾向をみていきましょう。

 

① 感情を抑える癖がある

 

 

こんなに感情を爆発させているのに、感情を抑える癖があるなんてあるわけない、と思われる方もいるかもしれません。

 

 

でも実は、ヒステリックなほど感情的になるのは、普段揺れている感情を感じないように抑えつけている感情のエネルギーが溜まりに溜まった時に、火山の噴火のように爆発してしまうからのです。

 

 

ではなぜ感情を抑えるようになってしまったのでしょうか。

 

 

育ってきた家庭の中で、親から感情的になるのはダメなこと、とされてきたせいです。

 

 

もしくは、自分の親が感情的だったため、こんな親になってはいけないと、強く思い込むパターンもあります。

 

 

② 自己犠牲して頑張り過ぎてしまう

 

ヒステリックな母親は、普段は自分を犠牲してまで、一生懸命頑張ってしまう人が多いです。

 

普段頑張って身をすり減らしているので、子どもが何か気に触るようなことをすると(こんなに自分はあなたのために頑張ってるのに、なんで私を苦しめるようなことをするの?!ひどい!)と被害者の立ち位置にすぐ入ってしまうのです。

 

 

身をすり減らして頑張ってしまうのは、自分は足りないところだらけ、と思っているから。

 

もともとの自分の評価が、「ダメな母親」なのです。

 

だから頑張らなくてはいけない。

 

 

そういう人は成長過程において、ありのままの自分を親から認めてもらえなかった人が多いです。

 

自分はそのままだとダメな子だから、親に認められるためには親の望むように頑張らなくてはならない、と思い込んでしまったのです。

 

 

でも子育てにおいて、いくら自分流に頑張ったところで、子どもは自分とはまったくの別人格。

 

自分はよかれと思って頑張ってるのに、頑張れば頑張るほど裏目に出る、なんてこともよく起きがちです。

 

 

なので、頑張ってすり減らして疲れては、怒りを爆発させる、という悪循環に陥りやすいのです。

 

 

③ ○○するべき、○○ねばらなない、などの固定観念が多い

 

 

○○するべき、○○ねばならない、などの固定観念(=強いマイルール)が多ければ多いだけ、日常的に感情が揺れることが多くなります。

 

例えば、なんでも好き嫌いせずに食べなければならない、という固定観念があると、子どもが嫌いな食材を食べようとしない場面にでくわす度にイラッとします。

 

 

ドアはあけたら閉める、○時までに寝る、床に物は置きっぱなしにしない、などの固定観念が多ければ多いほど、子育ては地雷だらけの中で行うものになってしまいます。

 

 

固定観念が多いのは、やはり育ってきた家庭の影響です。

 

大らかな親の元で育った人が、イライラの火種となる固定観念をたくさん持つようになることはあまりありません。

 

④ 自己否定感が強い

 

ヒステリックな母親は、自己否定感が強いです。

 

 

普段から、『自分は悪い母親だ』、『なにもかもうまくやれない』、『なんてダメなんだ』、などと自分自身を否定して、疲弊しています。

 

 

なので、子どもが自分の言いつけを守らない、などの出来事に直面すると、(あなたも私のことを否定するのね!)とムラムラ怒りが湧いてくるのです。

 

冷静に考えれば、別に子どもは母親のことを否定しようと思って言いつけを守らないわけではないのです。

 

ただ、単に、忘れてしまっている、他にもっとやりたいことがある、などの理由であることがほとんどです。

 

でも、自己否定感が強い母親だと、『否定された』というスイッチが勝手に入ってしまい、冷静さを失うので厄介です。

 

 

自己否定感は、成長過程において自分の親から「ありのままのあなたでいい」と認められてこなかった場合に大きくなりやすいです。

 

⑤ インナーチャイルドが大きい

 

実は①〜④の心理的要因は、インナーチャイルドの影響で生じたり強固になったりします。

 

 

インナーチャイルドとは、乳幼児期から成人するまでの間についた心の傷、満たされなかった想いの総称です。

 

 

インナーチャイルドが大きければ大きいほど、以下のような、自分で自分がコントロールできないようなことが起こりがちです。

 

 

・怒りがコントロールできない

 

・落ち込み続けるなど、自分の状態がコントロールできない

 

・やめたいと思っていることがやめられないなど自分の行動がコントロールできない

 

・よかれと思うことが続けられないなど自分の行動がコントロールできない

 

・とっさに出てくる自分の言葉や行動がコントロールできない

 

 

インナーチャイルドは主に、親との関係において生じることが多いです。

 

なぜなら子どもは親がいなければ生きてはいけないため、親から言われたことやされたことは深く心に刻まれるからです。

 

 

親が自分と同じようにヒステリックだった、などと言う場合、インナーチャイルドの影響はかなり大きい可能性が高いです。

 

ヒステリックな怒りが止まらない時の対処法

 

怒りが止まらないと感じたとき、まずは冷静さを取り戻すことが大切です。

 

感情が高ぶると、その瞬間に子どもに怒りをぶつけてしまいがちですが、意識的に行動を変えることで怒りをコントロールすることが可能です。

 

以下に、怒りを抑えるための具体的な対処法を紹介します。

 

  1. その場を一旦離れる: 怒りが頂点に達したと感じたら、その場を離れて深呼吸することが効果的です。物理的に距離を取ることで、冷静に状況を見つめ直すことができます。
  2. 言葉に出す: 感情を内に溜め込むのではなく、「今、私はイライラしている」と言葉に出すことで、気持ちを整理しやすくなります。
  3. 短いリラクゼーション: 怒りが止まらない場合、瞑想や軽いストレッチなどの短いリラクゼーション法を試すことで、気分を落ち着けることができます。

 

ヒステリックな自分を根本から変える方法

 

 

しかし、対処法を試しても、なかなかうまくいかない人も一定数います。

 

なぜなら対処法はあくまで一時的な対処であり、ヒステリックな母親の心理まで改善されるわけではないからです。

 

 

根本的に解決していくなら、①〜⑤の心理的要因を扱っていく必要があります。

 

 

① 感情を抑える癖がある → どんな感情も受け入れて感じる

 

② 自己犠牲して頑張り過ぎてしまう → 頑張っている自分に気づいたら力を抜き、まず自分を大切にする

 

③ ○○するべき、○○ねばらなない、などの固定観念が多い → 固定観念を見つけて、「本当にそうなのか?」と疑い、今の自分には必要ないと感じたら手放す

 

④ 自己否定感が強い → 自分を褒めて認める、自分の好きなことややりたいことをやっていく

 

⑤ インナーチャイルドが大きい → 幼少期の辛かった過去を思い出してその時の想いや感情を認めて感じる

 

 

専門家のサポートを受ける

 

子育てしながら、自分の心理まで根本的に変化させようとすることは非常に難しいと言わざるを得ません。

 

かなりの時間とエネルギー・知識と根気が必要となってくるからです。

 

経験と知識の豊富な専門家のサポートを受けるメリットは大きいでしょう。

 

 

特にインナーチャイルドは①〜④のベースとなる大きな心理的要因になっています。

 

なので、ヒステリックな自分を根本的に変えようとする時インナーチャイルドを先に扱っておくのがおすすめです。

 

インナーチャイルドを自分で扱おうにもよく思い出せない、扱い方がよくわからない、という人は、サポートを受ける意義は大きいでしょう。

 

 

私、八神は『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを15年以上提供しています。

 

短期間で深いインナーチャイルドを扱うことができる『インナーチャイルド』を扱うヒーリングはスピーディ、かつ根本的な変化を求める方に特にお勧めするセッションです。

 

ヒーリングセッションはカウンセリングもセットになっており、カウンセリングの中では①〜④を扱う方法もお伝えしています。

 

 

こんな願いはありませんか?

・感情の波を穏やかにしたい。

・感情的になる時間を減らしたい。

・子どもと一緒に、無邪気に笑って楽しめる時間を増やしたい。

・自分も子どもも大丈夫、と無条件に信頼したい。

・子どものために何をしたらいいのか、感覚的にわかるようになりたい。

 

 

インナーチャイルドを根本的に扱うと、子どもとの関係だけでなく、生きること自体がシンプルで楽しくなりますよ。

 

興味ある方はこちらのページをご覧ください。

 

まとめ

 

 

①〜⑤の心理的要因を見てきましたが、お気づきのようにヒステリックになってしまうのは、母親自身の幼少期の家庭環境に起因することがほとんどです。

 

 

親からありのままの自分を受け入れられ、感情的になってもいやな顔をされず、自分の意思を尊重してもらえる。

 

親が仲良しで、家族仲も良好、家族みんなが笑顔で明るい愛に包まれている。

 

 

そんな家庭で育ったら、大人になってヒステリックになる自分に悩まされることはありません。

 

 

例えばワカメちゃんがヒステリックな大人になるイメージはしませんよね(笑)

 

そんな感じです。

 

 

私のヒーリングを選択される方は、これ以上もう子どもを傷つけたくない!、という強い想いをお持ちの方が多いです。

 

私自身もそういう想いがあり、『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを受け、ヒステリックな自分を変化させてきました。

 

この記事に書いてあるヒステリックな母親の特徴に全て当てはまった私ですが、今では子どもにも夫にもヒステリックになることはありません。

 

 

親が変わることで、子どもの未来が変わる。

 

たくさんの子育て中の方をヒーリングしてきて、そう実感しています。

 

 

でも自分で自分を変えていくのはすごく難しい、どうせ無理と諦めてかけていらっしゃる方、ぜひご相談ください。

 

変えたくても変えられない言動や行動を変えていく方法を一緒に考えていきましょう。

 

 

 

 

 

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