【今ここに生きるのは難しい】難しい理由と今ここを生きるコツ

 

「今ここに生きる」と問題はなくなり、幸せに生きることができる

 

 

そういった言葉を頻繁に耳にするようになったのではないでしょうか。

 

 

少し前に流行していたマインドフルネスやアドラー心理学も、「今ここに生きる」ことが幸せに生きる方法としているように思います。

 

確かに問題は過去や未来にあり、今ここにはありません。

 

今ここに集中して、思考を空っぽにし、感覚に意識を向け、ありのままの現実を受け入れれば、悩みや心配はなくなり、リラックスして生きられそうです。

 

 

しかしッ、言うは易く行うは難し・・・

 

 

「あー、また今ここに生きてないッ。思考がぐるぐるしちゃってる。感情にふりまわされてる!」

 

なんて落ち込むことはないでしょうか。

 

 

今回はそんな方に向けて、「今ここに生きる」ことが難しい理由と、「今ここに生きる」ためのコツをお伝えしたいと思います。

 

「今ここに生きる」こととはどういうことか

 

 

それではまず、「今ここに生きる」とはどういうことか、見ていきたいと思います。

 

 

Webで【今ここに生きるとは】と検索してみると、「今ここに生きる」ことをいろんな人がひろんな表現で説明しようとしているのに気づくでしょう。

 

 

今という瞬間に全力をささげること

 

今、一瞬を自分と繋がって生きること

 

思考から離れて感覚を感じること

 

集中すること

 

自分を大切にすること

 

 

うーむ、今ここに生きる、というのは飽くまで、それぞれの感覚であって、言葉で定義するのは難しそうです。

 

しかし、なんとなく、今ここに生きる感覚がわかる、という方も多そうです。

 

なぜ人は「今を生きる」ことを目指すのか。

 

 

それでは反対に、なぜ、人は「今ここを生きる」ことを目指すのか、探ってみましょう。

 

 

過去の後悔や未来の不安などネガティブな感情を手放したいから

 

今という瞬間瞬間を楽しみたいから

 

魂とつながりたいから

 

より深い幸せを感じたいから

 

悩みをなくしたいから

 

 

これもまた、人によっていろいろな目的があると思います。

 

しかし、共通しているのは、現状よりもっと質の高い人生を歩みたいと思っている、ということかなーと想像します。

 

 

私?、私はですねぇ、そうですね、カッコよく言って、魂の目的を果たしたいから、なーんてところですかね(笑)

 

 

ということは、今ここに生きていない状態というのは、悩みがあったり、ネガティブな感情が手放せなかったり、魂と繋がれなかったり、深い幸せを感じられなかったり、今という瞬間を楽しめないこと、と表現することもできそうです。

 

なぜ「今ここを生きる」ことが難しいのか

 

 

「今ここに生きる」に関する書籍や情報があふれています。

 

でも、「今ここに生きる」人が増えている、とは言えなさそうです。

 

 

それはなぜなのかを探ってみたいと思います。

 

 

小さければ小さいほど、子どもは今ここを生きています。

 

 

昨日のことや、明日のことは考えません。

 

今のことに集中して、心の赴くままに素直に行動します。

 

ネガティブな感情でぐるぐるしていたり、悩みがあるようには見えません。

 

 

しかし、親にとっては、今を生きる子どもが時と場合によって危なっかしく感じます。

 

また、わがままなように感じることもあるかもしれません。

 

 

子どもが今ここに生きていて自由にふるまった行動を親が気に入らないことはよくあることでしょう。

 

 

そして親から「ダメ!」「危ない!」「何度言ったらわかるの!?」「困らせないで頂戴」「あなたにはがっかり」などと言われたり、怒ったような態度を示されたりし続けられると、子どもは今ここに生きる自分を否定されたように感じます。

 

すると子どもは「今ここ」ではなく、親にとって何が正しくて・何が間違っているのか、どうふるまえば親に怒られないですむのか・褒めてもらえるのかなどに意識を向けるようになります。

 

 

そんなふうに、子どもは今ここを生きることより、親の顔色を伺うよう方にエネルギーをかけるようになります。

 

 

また「前これで怒られたからもうしないようにしよう」、とか、「これをしておけばママ(パパ)は機嫌がいいはず」、などと思考を働かせるようにもなり、ますます今ここに生きないようになっていきます。

 

 

また、今ここに生きずに、親の顔色を伺うことは、ストレスがたまることです。

 

ストレスにより、どんどんネガティブな感情がたまっていき、小さい子ども特有の「泣いたと思ったらすぐ笑う」ような流れのよい感情ではなくなり、一回揺れたら長い間ぐるぐる揺れ続けるような濃縮された感情に変化していきます。

 

 

そうやって親の元で無事に生き抜いていくために、今ここに生きない習慣を長い間かけて繰り返し、身に着けていったのです。

 

 

繰り返し、何千回何万回とかけて幼少期から身に着けてきた今ここに生きない習慣は、ちょっと意識したくらいで一気に手放すはどだい無理な話なのです。

 

「今ここに生きる」ためのコツ

 

 

さて、「今ここに生きる」、単純な言葉で構成されている文章でも、実践するのは難しいことはご理解いただけたでしょうか。

 

 

過去からの習慣を変えるのはとても難しい、それを常に念頭に置いておくことは実はとても大事なこと。

 

なぜなら、難しいことが念頭から外れてしまった場合、「今ここに生きる」ことができずに思考がぐるぐるしているような自分に気が付いた時、「あ、また今ここに生きていない」「なんてダメな自分」と自分を責める材料にしてしまう可能性が大きいのです。

 

 

特に、「今ここに生きる」を実践しようとする人は、いわゆる修行系の方が多いと予想します。

 

 

修行系とは、(もし人には過去生があったとしたら)過去生で何度も修行僧のような厳しい修行を重ねてきたような思考パターンをもつ人のことを指します。

 

「今ここに生きねば!」と信念に燃えて、道を外れがちな自分を鞭打ち、数ある苦行を乗り越えんばかりに力んでしまう特徴があります。

 

(そういう私も、実は修行系です。)

 

 

でもですね、「今ここに生きていない自分はダメだ」と自分を責めているときに、今ここに生きてはいないのです。

 

そうですよね、だって、過去からの正しい間違ってるの基準にふりまわされているからです。

 

今ここを生きているときに、正しいも間違っているもないのです。

 

 

なので、「今ここに生きる」ことは難しいことだと理解し、もし今ここに生きていない自分に気づいても、自分を責めずに、ただたんたんと今ここに意識を向け続けることがコツなのです。

 

 

過去からの無意識の習慣を変えていくには、たんたんと、気づいたら昔からの習慣をやめ、新たな習慣を実践していくだけ。

 

 

そう、新たな「今ここを生きる」習慣を身に着けるためには、自分を責めて後悔したり、ダメ出しする時間は無駄なのです。

 

その時間の分、新たな習慣に意識を戻せばいい。

 

 

むしろ、「今ここに生きる」ことから外れていることに気づいた自分はえらいッ!と褒めるくらいがちょうどよいでしょう。

 

多くの人は、昔からの自己否定の習慣を持っているからです。

 

「今ここに生きる」習慣を身に着ける速度を上げたい方は

 

 

過去からの無意識の習慣を変えるには、コツコツと積み上げる力が必要となってきます。

 

しかし習慣を変えるスピード感を速める方法もあります。

 

 

それはインナーチャイルドを扱うことです。

 

 

親から否定された、ダメ出しされたという幼少期の心の傷~インナーチャイルド~は、親子関係において身の安全のために形成された習慣を変えにくくします。

 

インナーチャイルドがあると、(今を生きると親に嫌がられる、今を生きない方が安全だ)として、習慣を変えることを無意識に拒んでしまうのです。

 

 

自分を変えようと新しい習慣を続ける決意をしても、やる気がなくなったり、いつの間にか忘れてしまったりするのも、インナーチャイルドが影響している場合も多いのです。

 

 

インナーチャイルドは自分では気づけないほど心の深い部分にあることがほとんどなので、インナーチャイルドってよくわからないという人は専門家のサポート受けることをおすすめします。

 

 

私は『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを2009年から提供しています。

 

今ここに生きることへの大きなサポートになるので、興味ある方はこちらのページをご覧ください。

 

まとめ

 

 

「今ここに生きる」ことに魅力を感じる方は、どこかでその感覚を知っている方だと直感しています。

 

 

そしてそういう人は「今ここに生きる」ことを実践し続ければ、いつかきっと「今ここに生きる」ことが可能になっていくのではないかと思います。

 

特に令和になってからは、「今ここに生きる」ことを後押ししてくれるようなエネルギーを体感しています。

 

 

「今ここに生きる」を習慣化するためにどんなことをやったらいいのかは、本を読んだり、Webで情報を得たりして、ピントきたものをまず試してみるのがいいと思います。

 

 

無理しない範囲で、たんたんと着実に続けられることを実践していきましょう。

 

 

 

 

自分を責めてしまうことが多い、という方はこちらの記事を読んでみてください。

 

 

気持ちの切り替えができにくい、という方はこちら。

 

 

 

 

 

 

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