【親の機嫌に振り回されて育った人】が自分らしさを取り戻す方法

 

親の機嫌に振り回されて育った、ということはありませんか?

 

私はいつもピリピリとイライラエネルギーを発する父の機嫌を伺いながら育ちました。

 

親の機嫌に振り回された人は、自分の感情や自分の本音を後回しにして、今、親がどういう状態なのか、安全なのか危険なのか、常に気にすることを学んだかもしれません。

 

そんな中で、自分らしさを見失ってしまうことは珍しくありません。

 

しかし、どんなに遠く感じられても、自分らしさを取り戻すことは可能です。

 

ここでは親の機嫌に振り回された人が自分らしさを取り戻すための方法をいくつか紹介します。

 

親の機嫌に振り回された背景

 

 

あなたはどんなふうに親の機嫌に振り回されていましたか?

 

私の場合は、父の不機嫌に振り回されてきました。

 

父は戦前生まれの、亭主関白。

 

常にイライラピリピリエネルギーを放っていたように思います。

 

子どもの泣き声が嫌いだったようで、イヤイヤ期の私が泣き喚いていると不機嫌になり、ドシドシと近づいてきて、うるさい、と怒鳴りながら頭を叩くんです。

 

また、父の不機嫌な時に、なにか父の気に触るようなことをするとやはり怒鳴られる。

 

そのうち、私は日常的に父の機嫌を伺うようになりました。

 

父が黙って新聞を読んでいる姿を見て、(今、怒ってないかな、大丈夫かな)とソワソワしたものです。

 

たまにある上機嫌の時でも、(何かしたら不機嫌になるかも)となるべく父の機嫌を保つようなことを言うようにしていました。

 

 

親の機嫌に振り回されるという状況は、親の機嫌によって、子どもが不利益を被る場合に生じることがほとんどだと思います。

 

例えば親の機嫌によって、同じ行動がある日は許され、別の日には厳しく叱責されるなど、する場合もあるでしょう。

 

 

また、親がイライラして不機嫌になる、という場合だけでなく、親が頻繁に子どもの前でひどく落ち込んだり悲嘆に暮れたりしていても、子どもは親の機嫌に振り回される状況を生み出す可能性が高いです。

 

私の母親はしょっちゅう私に父との不仲を嘆き、父の愚痴を言っていたのですが、そんな時は(またか・・・)と気分が落ち込んだものです。

 

思えば、父だけでなく、母の機嫌にも振り回されていたなぁと感じます。

 

親の機嫌に振り回されて育った人の特徴

 

親の機嫌に振り回されて育った人は、似たような心理的特徴や行動パターンを持つことがあります。

 

以下に、親の機嫌に振り回された人に見られる5つの特徴を挙げます。

 

1. 人の顔色を伺いがち

 

親の機嫌に振り回されて育った人は、他人の感情や微妙な雰囲気の変化に非常に敏感になることが多いです。

 

これは、親の機嫌を読み取り、対応することを学んだ結果です。

 

そのため、他人のニーズや期待に対しても過度に気を使う傾向があります。

 

 

2. 自己肯定感が低い

 

 

親の機嫌に振り回されていると、いつのまにか、親の機嫌が悪いのは自分がダメな子どもだからだ、自分がもっといい子なら親の機嫌はよくなるはずだ、などと思い込み、自己肯定感が低くなってしまうことがよくあります。

 

話している相手が黙ってしまった、などという時、(何か自分は悪いことしちゃったかな)となどと考えがちなのは、自己肯定感が低いからです。

 

 

3. 人間関係における不安が大きい

 

安定した愛情やサポートを受けることが難しい環境で育ったため、他人との関係において不安や恐れを感じやすくなります。

 

心から人を信頼できなかったり、関係が壊れることへの怖れを常に抱えがちです。

 

どうせ誰も自分をわかってくれない、という妄想が湧いてくることもあるでしょう。

 

 

4. 自己犠牲をしがち

 

周囲のニーズや期待に合わせて自分を変えることを学んだため、状況に応じて自分を適応させる能力が高くなることがあります。

 

しかし、これは自分のニーズや欲求を犠牲にすることも意味します。

 

人と一緒にいると、気を回しすぎてやたらと疲弊してしまうなんてこともよく起きます。

 

 

5. 自分のことがよくわらなくなる

 

 

自分の感情や本音よりも、親の機嫌にフォーカスすることが頻繁だったため、自分のことがよくわからなくなっていきます。

 

自分はどんな人間なのか、自分のやりたいことはなんなのか、今の自分の気持ちはどういう気持ちなのか、そういった基本的なことが理解できず、(自分がわからない・・・)と迷いがちになります。

 

なので、自分の本当のニーズがわからないので、自分で自分を満たすことができず、なんとなく満たされない人生を送りがちです。

 

 

これら5つの特徴を持っていると、当然、自分らしさからは遠のいていきます。

 

なぜなら自分軸よりも他人軸で生きてしまっているからです。

 

親の機嫌に振り回されて育った人が自分らしさを取り戻す5つの方法

 

自分軸よりも他人軸で生きていると、自分の状態は他人次第で揺れ動くことになります。

 

すると、不安やストレスが増大します。

 

そうなると、幸福感を感じられることは少なくなります。

 

親の影響で身についた心理的反応パターンで幸せが阻害されているなら、親からの呪縛を手放して自分らしく生きていきたいと思いませんか。

 

では以下に親の機嫌に振り回されて育った人が自分らしさを取り戻す5つの方法をご紹介します。

 

1. 自分の感情に耳を傾ける

 

親に振り回されて育つと、自分の感情より他人の感情にフォーカスするようになってしまい、自分の感情が置いてけぼりになっています。

 

感情は自分らしさを教えてくれる、大切なエッセンス。

 

自分は本当は何に喜び、何に悲しみ、何に怒っているのかを教えてくれます。

 

自分の感情を理解し、認めることから始めましょう。

 

感情はあなたの内面からの重要なメッセージです。

 

自分が何を感じているか、なぜそのように感じるのかを考える時間を持つことが重要です。

 

2. 自分を理解しようとする

 

親の機嫌に振り回されて育った人は、自分を自分で理解しようとする熱意に欠けています。

 

自分で自分を理解しようとするよりも、どんな時に人の機嫌が揺らぐのかなど、他人を理解する方が身の安全のために重要と思い込んでしまっているからです。

 

日記をつける、瞑想する、または自分自身と対話する時間を設けることで、自分を理解する習慣を育むことができます。

 

これにより、自分自身の深い部分を理解し、自分らしさを探求することができます。

 

3. 過去のパターンを認識する

 

親の機嫌に振り回されることで、どんな行動パターンや思考パターンをするようになったのでしょうか。

 

そしてそれらが今のあなたにどのように影響しているかを理解しましょう。

 

なぜかいつも人が貧乏ゆすりをしているのを見ると自分といてイライラしているんではないか、と疑ってしまう、という時、あなたの親がイライラした時に貧乏ゆすりをよくしていたからかもしれません。

 

そのように、過去と今の自分とのつながりを理解することで、過去の束縛を手放しやすくなります。

 

呪縛がなくなることで、自然と本来の自分がかもしだされてくるでしょう。

 

4. セルフケアを優先する

 

 

親の機嫌に振り回されてきた人は、自分が大切にすることをないがしろにしがちです。

 

例えば、自分の機嫌をとることよりも、他人の機嫌をとることを優先してしまったりします。

 

自分を大切にすることを学ぶことは、自分らしさを取り戻す上で非常に重要です。

 

健康的な食事、適度な運動、十分な休息を取り、自分自身に投資する時間を持ちましょう。

 

5. 境界線を設定する

 

親の機嫌に振り回されて育った人は、人との心理的境界線が曖昧になっていることがほとんどです。

 

一人で落ち着ける時間でも、人のことが気になって、ソワソワすることがよくある、なんて場合は、境界線が曖昧な証拠です。

 

そういう時は他人との健康的な境界線を設定し、自分のニーズと感情を尊重することが重要です。

 

人のことが気になって仕方がない時、(境界線が曖昧になっているな)と気付きましょう。

 

気づいたら、イメージの中で、自分と気になっている人との間に境界線をひき、心理的距離を遠くに離します。

 

これにより、自分らしい選択をしやすくなります。

 

自分らしさを取り戻すと人生はどんなふうに変わっていくのか

 

自分らしさを取り戻す旅は、一夜にして完了するものではありません。

 

地道な積み重ねが必要です。

 

しかし、その旅を通じて、より充実した、自分自身に誠実な人生を送ることができるようになります。

 

 

では親からの呪縛を手放し、自分らしさを取り戻した時、どんな人生が待っているのでしょうか。

 

 

まず、人の顔色を伺うということがなくなります。

 

人の気持ちや感情は人のものであり、その人が責任を持つべきものなので、自分には関係ない、と割り切ることができます。

 

また、相手に対して、(もしかしてAさんはAさんで、親からの呪縛があるのかもしれない。それはなんだろう。)とより深い部分からの理解が進むようになります。

 

もし何かしら、自分の感情が揺らぐことがあったら、それをありのまま受け止め、感情の揺らぐ原因を自分の中に探そうと努めます。

 

そう、自分の気持ちや感情も、人のせいにせず、自分で責任をとれるようになっていくのです。

 

すると、いろんな人間関係が楽になっていきます。

 

どこにいても、ありのままの自分でいられるからです。

 

 

余裕ができた分、自分で自分を大切にすることにエネルギーを割くことができ、自分で自分を満たすことをしてあげたり、自己理解をする時間をゆっくりとってあげることができます。

 

そして自己肯定感はますます高まっていきます。

 

 

そうなると、人生の好循環スパイラルに突入します。

 

幸せになるしかない、みたいな感じですね♪

 

親の呪縛から抜け出すスピード感を高めたい時は

 

ただ、親の機嫌に振り回された度合いが高ければ高いほど、親の呪縛から抜け出すことが難しくなります。

 

例えば、人が貧乏ゆすりをするのを見ると、自分がイライラされているのではないかと勝手に反応して、ソワソワしてしまうのが、親からの影響だと気づいたとします。

 

でも、親の影響だと気づいても、やっぱり人が貧乏ゆすりするのが気になって萎縮してしまう、という場合、親からの呪縛が固い可能性が高いです。

 

 

親からの呪縛の根っこには、子どもの頃に親との関係性の中でついた心の傷(インナーチャイルド)があります。

 

 

体の傷は目に見えるので、癒しを進めるお手当を色々としてあげることができますが、インナーチャイルドは心の奥深くにあるため、癒されないままずっと痛みを発し続けているのです。

 

インナーチャイルドがあると、頭ではわかっているのだけど、気持ちや感情が自分でコントロールしずらいという現実を生み出します。

 

 

なので、どうしても親の呪縛から抜け出せない時は、インナーチャイルドを癒すのが近道となります。

 

親の機嫌に振り回されることで、どんな行動パターンや思考パターンをするようになったのか探るとともに、その当時の自分の本音や未消化な感情を感じ直してあげましょう。

 

親の機嫌に振り回されている時、自分は本当はどんな気持ちがしていたのでしょうか。

 

どんな感情が湧いてきていたのでしょうか。

 

感じ直してあげることで、少しずつ心の傷インナーチャイルドが癒されていきます。

 

 

もし一人だと難しいって人は、インナーチャイルドの専門家にサポートを依頼するのが時短になります。

 

私は2009年からインナーチャイルドを扱うヒーリングを提供しているので、興味ある方はこちらもページをご覧ください。

 

まとめ

 

 

自分らしさを取り戻す旅は、自分を受け入れ、自分を愛することにつながります。

 

自分自身への理解を深め、自分を大切にし、自分の本音にそった人生を歩むことで、より充実した人生を送ることができるようになります。

 

自分らしさを取り戻す過程は時に遠い道のりに感じるかもしれませんが、自分自身のために投資する時間と努力は、最終的には豊かな人生へと繋がる重要なステップです。

 

サポートが必要な人はぜひご相談くださいね。

 

 

 

 

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