【親の責任ってどこまで?】親は子どもにどこまで責任を持つべきなのか

 

親はどこまで子どもに責任があるのか、悩むことはありませんか。

 

子どもの食事、睡眠、運動、勉強、進学、交友関係、コミュニケーションスキル、才能発揮、などなど、、、

 

子育てには責任を感じる色々な要素があります。

この子の将来はすべて私の肩にかかっている、として過剰に責任を感じすぎても、子どもをいちいち束縛してしまうことにもつながりかねません。

 

また自分がよかれと思って子どもにしたことが、子どもの反発を呼ぶこともあるでしょう。

親としての責任を果たそうと思っているのに、子どもが受け入れてくれないときは、そのギャップにストレスを感じる人も多いと思います。

責任を感じれば感じるほど、つらくなることも多いでしょう。

 

親はどこまで子どもに責任を持つべきなのでしょうか。

子育ての責任について深堀しながら、エネルギー的観点から探ってみたいと思います。

 

親の義務と責任

 

 

まずは法律ではどう定められているか見ていきましょう。

 

未成年の子どもは父母の親権に服する、と民法にあります。

親権とは、未成年の子どもを育てるために親が持つ権利と義務の総称で、子どもの身の回りの世話をする、子どもに教育やしつけをする、子どもの住む場所を決める、子どもの財産を管理するといったことが含まれています。

親は子に健康な生活をさせる権利と義務があり、これには経済援助などが含まれます。

それを怠ると、親権を喪失したり、制限されたりする可能性があります。

 

これを読んでいる人で子育て中の人は全員と言っても過言でないほど、親としての義務は果たしていると思われます。

責任と考えたときに気になってくるのは、子育てのクオリティ(質)です。

 

最低限のことはもちろんやっている。

けれど、子どもの将来を考えたら、子どもの健康を高めたり、才能を伸ばしたりするためには、もっと色々やるべきではないのだろうか、と考えてしまう。

それが親としての責任なのではないかと。

 

もっともっと子どもを幸せにしてあげたい、その想いがとても強くなった形が、責任なのかもしれません。

 

子育ての責任、今と昔

 

 

子どもを幸せに思う気持ちは親にとって当たり前のことです。

 

しかし昔は3世代、4世代同居の拡大家族が主流でした。

地域や親せきとの関わりが多く、子育ては家族ぐるみ、地域ぐるみで行っていました。

 

また今のように食料が豊富でなかった時代です。

親が子どもの幸せのためにできる最大限のことは、お腹いっぱいご飯を毎日食べさせること、だったのではないでしょうか。

 

教育や将来の選択肢はあまりなく、子育ての責任は複数で分担する。

親の責任の範囲は今よりずっとシンプルだったと考えられます。

 

今は、核家族化が進み、昔は責任を共有してくれていたはずの家族や親せき・地域の人は、どんどん身近でなくなってきています。

夫婦、いや、子どもの主な養育者であることが多い母親一人の肩に子育ての責任がかかっていることもよくあります。

 

そして昔と違い、子どもにはいろんな選択肢があります。

食べ物、おもちゃ、教育、学校、習い事、塾、遊び場、旅行先、住む場所、などなどなど。

また、子どもの将来のためにこれをすべき!などの情報も溢れています。

 

一体うちの子どもには何が最適なのだろうか・・・

 

ちょっとでも選択を間違えると、子どもが幸せの道から転落してしまうようなイメージがするような、重苦しい責任感を感じやすい時代なのかもしれません。

 

ではエネルギー的に見てみよう

 

 

子どもの幸せのために、何をどこまでやるのが親の責任?

考え出すときりがないかもしれません。

そしてきっと、そこにはただ一つの正しい答えなどないのでしょう。

だから苦しいのかもしれません。

 

さて、もしどこまで子どもの責任を持てばいいのか悩んでいたり、過剰な責任感とうまくいかない現実の狭間で苦しんでいるようなら、エネルギー的な観点を取り入れてみるといいかもしれません。

 

エネルギー的な観点とは、人をエネルギーも含めたレベルから見る視点です。

ヨガの世界では昔から、肉体の周りを取り囲むように何層ものエネルギーの層があると言われおり、その概念を参考にしています。

 

この中で子どもの幸せに直接的に影響があり、親がその形成に大きく関わっているものがあります。

メンタル体というエネルギー身体の滞り~インナーチャイルド~です。

 

インナーチャイルドとは

 

 

インナーチャイルドは幼児期から成人するまでの間についた心の傷や満たされなかった想いでできています。

メンタル体はエネルギー的に固く変化しにくいので、一度ついたインナーチャイルドが消えることは滅多にありません。

そしてどんどん蓄積していき、複雑化していくのです。

 

さて、インナーチャイルドの形成には親が関わっているとお話ししましたが、まずインナーチャイルドがどう子どもの幸せに影響するのかを見ていきましょう。

 

インナーチャイルドが大きいと、自己否定が強くなりがちで感情が揺れやすく、ネガティブな思考パターンや行動パターンを繰り返すようになります。

そしてなぜか、自分が幸せになるような選択をしにくくなります。

 

インナーチャイルドのベースは主に親との関りの中で形成されていきます。

なぜなら幼少期、一番密に関わるのが親だからです。

親との関りの中で、「愛されていない」「否定された」「ありのままを認めてもらえない」などと子どもが主観的に強く感じ、感情が大きく揺れると、インナーチャイルドが形成されます。

 

親が子どもの将来のためにとよかれと思ってやったことでも、それが自分の意見を無視して強いられたと子どもが感じてしまったなら、子どものインナーチャイルドとなります。

つまり過剰に責任を感じて子どものためにと色々やってしまうことが、インナーチャイルドを大きくする要因ともなり得るのです。

 

子どもの幸せのためにどこまで責任を持つのか、という問いに対しエネルギー的に考えると、なるべく子どもにインナーチャイルドをつけない子育てをすることに責任を持つ、という答えがあることを是非知って欲しいと思います。

 

インナーチャイルドをつけない子育てとは

 

 

子どもにインナーチャイルドをなるべくつけないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。

 

一番有効なのは、まず親自身が自分のインナーチャイルドを癒すことです。

 

インナーチャイルドは例えばクーラー内部のカビや汚れに例えられます。

 

子どもの幸せのために心地よい空気を送ろうと思っても、クーラーの内部のカビや汚れにより、滞って汚れた空気になってしまいます。

クーラーの外側の汚れには気づいても、内部のカビや汚れにはなかなか気づけません。

よかれと思って、もっともっとと、一生懸命汚れた空気をどんどん送ったりします。

その空気を吸って育った子どもの内部は、親と同じようにカビや汚れが発生し始めます。

 

例えは少し大げさかもしれませんが、親のインナーチャイルドが大きければ大きいほど、子どもに幸せになって欲しいという愛情が、子どもに歪んで伝わってしまう可能性があります。

また、よかれと思ったことが成果につながらないギャップにイライラし、子どもに厳しく当たってしまうことで、子どものインナーチャイルドの形成に拍車をかけます。

 

親のインナーチャイルドが少ないと、かけた愛情がストレートに伝わったり、自然と子どもに必要なサポートができたり、子どもと心が通じ合ったりと、とてもスムーズで自然な親子関係が育まれます。

子どもはそのような穏やかで満たされた親子関係をベースに、自分らしく輝く人生を発展させていくのです。

 

では親のインナーチャイルドはどのように癒していけばよいのでしょうか。

 

インナーチャイルドを癒そう

 

 

インナーチャイルドを癒すには、まず自分がインナーチャイルドの影響を受けていることに気づいていくことです。

 

まずは、子どもに対する悩みを切り口にインナーチャイルドを探っていきましょう。

 

例えば、子どもに対して過剰に責任を感じ過干渉になってしまうとき、子ども時代自分の親から同じようなことをされなかったかどうか意識を向けてみましょう。

もし何か思い当たることがあったなら、小さいころの自分はその時どんな気持ちだったか思い出してください。

そして、その気持ちに寄り添って、一緒に感じてあげましょう。

 

もし何も思い当たらなくても大丈夫です。

インナーチャイルドはあまりに自分の一部となりすぎていて、気づかないことも多いのです。

でも、どうなんだろう?何か小さいころ、親との関係で傷ついたことがあっただろうか、と意識を向け続けていると徐々に記憶の蓋が緩んでくるでしょう。

 

インナーチャイルドの癒し方は以下の記事の中にも書かれているので参考にしてください。

 

子どもに責任を持つことは、自分自身に責任を持つこと

 

 

エネルギー的に見ると、子どもに責任を持つということは、自分自身に責任を持つということになります。

 

インナーチャイルドが癒され、エネルギーがよりクリアーになると、普通に毎日幸せに過ごすことができます。

以前は子どものことがいちいち気になっていたのが、不思議なほど、気にならなくなり代わりに信頼感が湧いてくるようになります。

そして、同じように自分自身に対しても、信頼感と自己肯定感が高まり、他人に振り回されることが減り、自分らしくやりたいことをやって生きることができるようになるでしょう。

 

子どもの幸せを願うなら、まず、自分が幸せになることが必要なのです。

 

まとめ

 

 

自分が幸せになることで子どもが幸せになる。

考えるだけでも楽しくなりませんか?

 

子どもにどこまで責任を持てばいいのか気になった時は、「そうだ、まず自分自身が幸せになることに責任を持とう」と思い直してみてください。

自分自身が本当に幸せに生きていれば、子どもへの責任について悩むことはないはずです。

なぜなら、子どもに対しても、子どもの将来に対しても、無条件に信頼できるからです。

 

どうしたら本当に幸せになれるんだろう、こんどはそんな悩みが出てくるようなら、是非ご相談ください。

あなたが本当に幸せに生きることをサポートさせてくださいね。

 

 

 

 

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