ヒステリックな母親に振り回されて辛い・・・
そんなことはありませんか？
ヒステリックな母親に育てられている子どもたちは、想像以上に重大な影響を受けています。
この記事では、ヒステリックな母親の特徴から、子どもたちに与える影響、そしてその対処法まで、詳細にお伝えします。
ヒステリックな母親との関係に悩んでいる方にとって、この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
この記事の目次
ヒステリックな母親の特徴とは
① 感情の起伏が激しく、些細なことでキレる
ヒステリックな母親は、泣いたり怒ったり、感情の起伏が激しい上、感情のコントロールが難しいことが多いです。
特に怒りの感情が強く、イライラぴりぴりしている時間が長く、些細なことでキレて、その怒りを放出します。
また急に泣き出したりすることも、急に機嫌が異常によくなることもあり、その感情の変動に家族は振り回されがちになります。
② キレている時は自分は被害者であるという意識が強い
ヒステリックな母親は、自分の感情がコントロール不能な時は、自分の世界観の中に閉じこもり、他人の気持ちや意見を軽視する傾向があります。
第三者から、ヒステリックな母親は理不尽なことで子どもを責めている加害者である、としか見られなくても、本人の心の中は、（自分の方が正しくて被害者、このまま黙っていたらやられるからやり返さねば！）とばかりに攻撃しているのです。
そして家族のメンバーの意見や感情を考慮せず、自分の思い通りに事を進めようとします。
③ 過度に干渉的
自分が正しいのだから、間違っている子どもを修正せねば、とばかりに子どもの生活に過度に干渉し、自分の期待通りに行動させようとします。
この干渉は、子どもの自主性を奪い、無力感やストレスを感じさせる原因となります。
④ 不安が強い
ヒステリックな母親は、常に不安を抱えています。
この不安は、子どもや家族に対する過度な心配として表れることがあり、その結果、家族関係が緊張状態に陥りやすくなります。
⑤ 育った家庭で生じたトラウマが大きい
多くの場合、ヒステリックな行動は、過去のトラウマ（インナーチャイルド）や未解決のストレスが原因となっています。
特にヒステリックな母親の育った家庭で、同じようなヒステリックな存在がいた場合は、感情コントロールが効かなくなる大きな原因となります。
これにより、現在の生活で同様の状況に直面すると、過剰な反応を示すことがあります。
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ヒステリックな母親の影響を受ける子どもの心理
① 家庭内での情緒不安定
子どもの心を健やかに育むためには、通常家庭は子どもが安心して過ごせるような場であるべきです。
しかしヒステリックな母親がいる家庭内では常に緊張状態が続くため、子どもは情緒不安定になりやすいです。
母親の機嫌をうかがう生活は、子どもの精神的な健康に悪影響を及ぼし、学校生活や友人関係にも支障をきたすことがあります。
② 過干渉がもたらすストレス
ヒステリックな母親は過干渉になりがちです。
不安が大きいため、自分の思い通りにならないと気が済まないからです。
子どもは、母親の干渉に対してストレスを感じる上、自分の意志を持つことが難しくなります。
すると子どもの自己肯定感は低下し、将来的には自立心の欠如につながることがあります。
③ 親子関係におけるコントロール
ヒステリックな母親は、子どもをコントロールしようとする傾向があります。
彼女たちは、自分の思い通りに子どもが動かないと怒りを爆発させるため、子どもたちは常に母親の言う通りに行動しようとします。
これにより、子どもは自己主張ができなくなり、母親の影響下で生きることになります。
すると大人になってからも、自分の本音よりも、他人の機嫌を気にするようになり、生きづらい人生を送るようになります。
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毒親の概念とその診断基準
「毒親」とは、子どもに対して有害な影響を与える親を指します。
ヒステリックな母親もこのカテゴリーに含まれることほとんどです。
毒親の診断基準としては、過度な干渉、感情的な虐待、身体的な虐待などがあります。
子どもの健やかな成長や発達に悪影響を与える行動が見られる場合、その親は毒親とみなされることがあります。
ヒステリックな母親の行動パターン
怒りやすい母親の心理
ヒステリックな母親は、自分の不安やストレスを子どもに対する怒りとして表現することが多いです。
彼女たちは自身の感情をコントロールするのが難しく、小さなことでも怒りを爆発させます。
というか怒りを爆発させたいがために、些細なことでも着火剤にしてしまう、とも言えます。
この怒りは、ヒステリックな母親の自己評価の低さや過去のトラウマなどが原因であることが多いです。
子どもに見られる反応とは
子どもは、母親の怒りに対して様々な反応を示します。
中には、母親の怒りを恐れ、言われたことをすぐに従う子どももいます。
一方で、反抗的になり、母親に対して同じように攻撃的な態度を取る子どももいます。
どちらの反応も、子どもたちが母親の怒りに対してどのように対処すべきか分からないために生じるものです。
ヒステリックな母親に対し、冷静に自分の意見を述べられる子どもは滅多にいないでしょう。
ヒステリー症状を理解する
ヒステリー症状とは、過度な感情の爆発や理性を失った行動を指します。
ヒステリックな母親は、感情のコントロールができず、突然怒り出したり、泣き喚いたりすることがあります。
これらの行動は、子どもにとって非常にストレスフルな経験となり、心理的発達に悪影響を与えることが多いです。
ヒステリックな母親の子育て
自己肯定感の低下
ヒステリックな母親のもとで育つ子どもは、自己肯定感が低下しやすいです。
ありのままの自分を認められ、尊重されることが非常に少ないからです。
常に母親の評価を気にし、自己評価を低くなりがちです。
これにより、学校や社会での人間関係にも悪影響を及ぼすことがあります。
対人関係の形成に与える影響
母親のヒステリックな行動は、子どもの対人関係の形成にも影響を与えます。
子どもは他人との関係においても母親との関係を再現しがちだからです。
すると常に相手の評価を気にしたり、相手の顔色をうかがうようになったりします。
これにより、心が自然と通じ合うような健全な人間関係を築くことが難しくなることがあります。
どこにも自分の居場所がない感覚を抱えて生きる
家庭環境は、子どもの成長にとって非常に重要です。
ヒステリックな母親のもとで育つ子どもは、安定した家庭環境を経験することが少なく、その影響は成人後も続くことがあります。
どこに身を置いても心許せる人間関係が築けないので、どこにいても自分の居場所がないように感じてしまいます。
すると転職を繰り返したり、趣味や習い事が続かなかったり、恋愛関係や婚姻関係を安定させるのが難しくなったりします。
ヒステリックな母親に対する対処法
距離を保つ方法
ヒステリックな母親との関係を改善するために最も重要なことは、適切な距離を保つことです。
物理的な距離だけでなく、心理的な距離も含めて考える必要があります。
具体的には、まずは母親の感情に巻き込まれないようにすることです。
ファーストステップとしては、ヒステリックになっている母親がテレビ画面の中にいるドラマの女優だと思ってみましょう。
感情をコントロールする技術
自身の感情をコントロールする技術も重要です。
瞑想やリラクゼーションの技術を活用して、ストレスを軽減し、自分の感情を安定させることが求められます。
一番ベーシックなのは呼吸です。
ヒステリックな母親に関わっている時、もしくは母親のことを考えている時、呼吸は浅くて速くなっているはずです。
もしかして止まっている時間もあるかもしれません。
呼吸が浅くなっていることに気づいたら、ゆっくりと深い呼吸を意識します。
ゆっくりとした深い呼吸により副交感神経が優位になり、ゆったりとした気分になりやすくなります。
専門家の支援を求める重要性
ヒステリックな母親との関係に悩んでいる場合、専門家の支援を求めることも重要です。
自力では、幼い頃から当たり前のようにハマってきたヒステリックな母親とのパターンから抜け出し、母親と適切な距離感を築くのは難しい場合が多いからです。
心理カウンセラーやセラピストの助けを借りることで、自分の本音に気づき、自分自身の心の健康を守ることができます。
また、専門家の支援を受けることで、母親との関係を改善するための具体的なアドバイスを得ることができます。
ヒステリックな母親とのコミュニケーション
効果的な言葉の選び方
ヒステリックな母親とのコミュニケーションでは、効果的な言葉の選び方が重要です。
感情的にならず、冷静に話すことが求められます。
ヒステリックな母親の感情的な言動に感情的に反応すると、ますます母親のヒステリーに油を注ぐことになりかねません。
前述した、深くゆっくりとした呼吸を意識しながら、ただ客観的な事実や自分の想いをシンプルに述べましょう。
対等を意識する
母親のヒステリックな言動を避けようと、できるだけ母親の意に沿うように行動してしまう人もいるかもしれません。
しかしそれは、ヒステリックになれば相手をコントロールできる、とヒステリックな行動のメリットを母親に無意識に感じさせることになります。
もし、心理的距離を保つことに慣れてきたら、母親の顔色を伺い、嫌々やっていたことをやめ、自分の本音に従うことにチャレンジしていきましょう。
ヒステリックになることで子どもをコントロールできなくなると、自然と母親はヒステリックになることをやめるケースもあります。
感情の理解と共感
母親の感情を理解し、共感を示すことで、コミュニケーションが円滑になることがあります。
特に母親の子ども時代のこと、母親と母親の両親との関係について聞いてみるのもいいでしょう。
彼女のトラウマ的出来事について知り、理解を深め、今のヒステリックの言動とのつながりが見えてくるようになれば、母親に対してまた違った見方ができるようになります。
そして彼女の感情の背景を理解し、適切な対応をすることで、母親との関係を改善することができます。
ヒステリックな母親からの自立支援
自信を持つためのステップ
ヒステリックな母親からの影響を受けないためには、自信を持つことが重要です。
自分自身の価値を認め、自分に自信を持つことで、母親の言動に対して強くなることができます。
自分に自信を持つのは難しい、と感じる方は、1日3回、自分自身のよいところを見つけて、自分を褒める、というワークを試してみましょう。
コツコツ続けることで、自分って案外悪くないかも、などと自然に感じられるようになってくるでしょう。
自立するためのプラン作成
ヒステリックな母親から自立するためには、具体的なプランを作成することが必要です。
自分の目標を設定し、それに向かって計画的に行動することで、自立への道が開けます。
一人暮らしをするにしても、いつまでにどのくらいの資金が必要なのか、書き出してみることで、具体的に行動しやすくなります。
また、計画を実行するためのサポートを受けることも重要です。
自己理解を深める方法
自己理解を深めることで、母親の影響を受けにくくなります。
自分自身の感情や思考を理解し、自分にとって何が重要かを明確にすることで、母親のヒステリックな行動に対して冷静に対処することができます。
まずは、自分の思っていることをなんでも書き出すタイプの日記をつけることがおすすめです。
ヒステリックな母親と一緒にいる時間が長いと、自分は本当はどうしたいのかがよくわからなくなる場合も多いです。
なので、自分とはいったいどういう人間なのか、日記をつけながら自分軸を取り戻すのです。
ヒステリックな母親の治療とサポート
医師の診断と治療法
ヒステリックな母親の行動は、専門家の診断と治療が必要な場合があります。
医師の診断を受け、適切な治療法を見つけることで、母親の行動を改善することができます。
まずは心療内科の受診、４０代５０代なら更年期を疑い婦人科の受診もあり得るかと思います。
専門家のサポートの活用
ヒステリックになるほど感情の起伏が激しい場合、家族だけでその状態を改善することは難しいケースもよくあります。
その場合は、専門家のサポートが助けになります。
特にヒステリックな母親の子ども時代に生じたトラウマ（インナーチャイルド）が大きい場合は、ヒーリングやカウンセリングなどの支援が有効です。
回復のプロセス
回復のプロセスは時間がかかることがあります。
焦らず、少しずつ改善していくことが重要です。
ヒステリックな言動や行動は、すぐに全くなくなるということはほとんどありません。
行きつ戻りつを繰り返し、少しずつ前進していくイメージです。
また、家族全員が協力し、母親の回復を支援することで、効果が高まることがあります。
まとめ
今回の記事では、ヒステリックな母親の特徴から、子供たちに与える影響、そしてその対処法までを詳しく解説しました。
以下に要点をまとめます。
- ヒステリックな母親の特徴とその影響
- 毒親の概念とその診断基準
- ヒステリックな母親に対する対処法
- 専門家の支援と治療法
ヒステリックな母親との関係に悩んでいる方は、この記事を参考にし、自分自身の心の健康を守るための具体的な対策を考えてみてください。
また、専門家の支援を受けることも重要です。
私は2009年から親子関係のしがらみから抜け出しスッキリ生きるためのセッションを提供しています。
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