他のお母さんたちの方が自分よりずっとうまく子育てをしているように見えて落ち込んでしまう。
なんて自分はダメな母親なんだろう・・・
そんな落ち込みを繰り返していませんか?
人と比べたってしようがないってわかってる。
でもいつの間にかまた比べてる。
そんなあなたへ、人と比べてしまう心理的要因をお伝えしながら、自分は自分でOK!と子育てしていくため対処法をお渡ししたいと思います。
この記事の目次
ママ友の子育てと比べてしまって辛かったあの頃の私
私の息子がまだ2歳にならないくらいの時、息子と同い年の子どもを持つママ友の子育てと自分の子育てを比べては落ち込むことを繰り返した時期があります。
ママ友のGさんと私は二人とも自然派育児を目指していたのでとても気が合い、子どもも同い年だったので、当時は子ども連れでよく遊んでいました。
Gさんは手作りするのがとても上手。
自然なオーガニックな材料を使っておやつを作ったり、子どものおもちゃや洋服を手作りしたりしていました。
私も頑張って手作りすることもあったのですが、うまくできなくてイライラ。
また私はなるべく息子にテレビやDVDを見せないようにと思っていたのですが、遊びにもネタがつき自分も疲れてきて、ついそういったものを見せてしまう私に対し、Gさんは手作りおもちゃなどで上手に子どもを遊ばせていたのです。
GさんもGさんの子どもたちも、とても満たされて幸せそうに見えました。
Gさんは私が理想とする子育てを自然にしている。
なのに私は全然ダメ。
おやつは市販のものが多いし、息子と二人きりの時間に耐えられずテレビやDVDを見せてる。
こんな母親に育てられてる息子はかわいそう。
そうやって自分を責めては自信をなくし、落ち込んでいました。
なぜ誰かの子育てと自分の子育てを比べてしまうのか
そんなふうに私は自分の子育てとママ友の子育てを比べて落ち込んだ時期がありましたが、あなたはいかがでしょうか?
どんなふうに人と比べてしまいますか?
私は自分の目指していた理想の子育て、自然派育児している彼女、それができない自分、というポイントで比べてしまっていました。
人それぞれ、比べるポイントは違うと思います。
例えば、子どもに穏やかに笑顔で接することができるママ、それができずにイライラしてつい口調がキツくなる自分
子育て中でも、身綺麗にして余裕がありそうなママ、余裕がなくおしゃれでもない自分
子どものために塾や勉強などのサポートが自然とできるママ、そういうサポートがストレスになる自分
なぜそういう比べるポイントがうまれるのでしょうか。
人は人、自分は自分、でいいのではないでしょうか。
人は人、自分は自分、といられないのは、こういう子育てが正しい!こういう子育ては間違っている!、というような子育ての正解不正解を無意識に設定してしまっているからなんです。
私の場合は、自然育児が正解、そうできないと不正解としてしまっていました。
正解するママ友はすごい、正しい
不正解の私は、ダメ、間違っている
なぜ子育てに正解不正解を設定してしまうのか
でもね、子育てに正解はないとかよく言うじゃないですか。
私の場合、自然派育児がその頃の正解だったんですけど、苦手なおやつ作りをしてイライラするくらいなら、市販の自然派おやつを買う方が正解じゃない?なんていう人も多そうですよね。
いやいや、むしろ自然派とか無理にこだわらずにいつも行くスーパーにあるおやつでいいじゃない?、いつも笑顔でいるママの方が正解だよ!っていう専門家だっています。
何を正解として不正解とするかは人それぞれです。
私のような自由な自然派育児が正解の人もいれば、早期教育で幼稚園お受験が正解の人もいます。
お受験が正解の人からすると、子どものお受験がうまくいきそうなママ友とうまくいっているように思えない自分を比較して落ち込む、なんてことが起きてきます。
そんなふうに子育てに正解不正解があることで、正解できるママはすごい、自分は不正解だからダメだ、などと自分と人とを比べて辛くなったり、自信をなくして落ち込んだりするのに、なぜ人は無意識にでも子育てに正解や不正解を設定してしまうのでしょうか。
それは、、、その方が楽だからです。
比べられて生きてきた私たち
私たちは、少なくとも普通の日本の小中学校に通っていたなら、人と比べられて生きるのは当たり前でした。
漢字テストでいい点をとったなら褒められ、悪い点ならしぶい顔をされる。
偏差値なんかは、他人との比較そのものです。
また、テストの点だけじゃなく、授業中は集中して勉強に励むのが正しい、つまり正解とされることが多いでしょう。
居眠りは不正解です。
そうやって、何かの基準に合わせて、何が正解か不正解かを察知して生きることが染み付いているのです。
また、育った家庭環境の中で親の正解不正解に合わせて生きなければならなかったのなら、もっと根が深いです。
親から褒められるような自分は正解(=いい子)、叱られるような自分は不正解(=ダメな子)。
子どもの心は柔らかいですし、日本の家庭では褒めるより叱る割合が高いので、基本的に自分はダメな子だから、頑張っていい子にならねばならない、と思い込んでいくパターンが多いです。
自分はダメな人間だ、と思い込んで潜在意識に設定されてしまうことを、自己否定が強くなる、とも表現できます。
そして、親が褒めてくれるいい子の自分と、基本的にダメな自分を比べながら、なんとかいい子になろうと生きることが恒常化するのです。
しかし自分はダメだという感覚の方が強いので、辛かったり落ち込んだりすることが多くなります。
自己否定が強いと、自分自身に自信がなくなり、余計正解を求めて生きるようになります。
正解さえ選択し続けられれば、ダメな自分でなくなる、ダメな自分でなくなればハッピーになれる、と無意識に感じているからです。
でも、結局、根本は自己否定、つまり自分自身への否定なので、正解を選択したとしても安心できるのは一時的。
例えば親の正解とする高校に合格した。
一時的には安心するかもしれません。
でも、またすぐ別の正解を求めて彷徨うようになります。
子育ては自己否定が刺激されやすい
まだ子どもがいないうちはいいかもしれません。
正解不正解を求めるのは自分のことだけなので。
しかし子どもが生まれると違います。
子どもは自分とは全く違う存在で、思い通りにならないことの方が圧倒的に多いです。
自然派育児が正解なのに、オーガニックな素材の手作りおやつを食べてくれない、外に出て自然の中で遊ぶよりもゲームをしたがる、お受験が正解なのに思うように成績が伸びない、外では行儀良くが正解なのに泣いて暴れまくる、なんてことが起きてくるのです。
ムキーーーー!!!
私が悪いから、ダメなママで、子育てがダメだから、うまくいかないの?!
そして、うまくやっていそうなママたちと自分を比べて、自信をなくして落ち込みます。
最近はSNSなどで、いかにもうまくいってます風な子育てぶりを発信する人が多いですから、余計、自己否定が刺激されがちですね。
子育てに正解不正解なんてない
でもね、はっきり言っちゃえば、子育てに正解不正解はありません。
なぜなら、子ども一人一人、全然違う人間だから、一律に扱えないんです。
同じように、ママ一人一人も全く違う人間。
ママというくくりで、一律に扱えません。
全く違う人間同士が、親子として関わり合うんですから、親子の数だけ、それぞれの子育てがあるんです。
また、同じママから生まれても、上の子の子育てと、下の子の子育てはまた違ったりします。
でも、もしあえて子育てに正解不正解、を作るとしたら、こんな感じでしょうか。
・親も子どもも幸せなのが正解
・親も子どもも不幸せなのが不正解
親が不幸でも、子どもが幸せなら正解じゃないか、という案もありそうですが、10年以上のヒーラー&カウンセラーをやってきて常々感じているのが、親が不幸だと、子どもは幸せになれないんです。
つまり親が子どもの幸せのためにと自分を犠牲にして、正解求めてすり減らして頑張っても、子どもは本当の意味で幸せになれない。
自分を犠牲にしてすり減らすことによるストレスは必ずどこかに歪みを生むからです。
歪みは、イライラして子どもにあたってしまったり、誰かと比べて落ち込んで無気力になったり、ストレスで病気になってしまうことにあらわれます。
子育てに正解を求める根っこには、子どもの幸せへの願いがあると思います。
本当の意味で子どもの幸せを願うなら、子育てにおける正解不正解を手放して自由になりましょう!
人と比べない、自由な自分らしい子育てへ
子育てに正解不正解を求めがちで、正解な子育てをしているように見える人と自分を比べて落ち込みがちな人は、自己否定が強いともいえます。
正解不正解のない、自分らしい子育てをしていくためには、まず自分自身を大切な存在として扱うことで、自己否定を和らげていくことが必要です。
私は自分のストレスを減らすことから始めました。
まず、一緒にいると比べて辛くなってしまうGさんから距離を置くことにしました。
そして、子どものために!と自然育児をサポートしてくれる支援センターにできるだけ通っていたのですが、疲れている時は行くのをやめるようにしました。
3歳まではなるべく手元に置いて育てるのが正解として、やりたい仕事の時間を制限していたのですが、2歳半で保育園に預けることにしたのです。
私は私で自分のやりたいことで忙しくなったので、Gさんのことはすっかり気にならなくなり、たまに会っても普通に、何も気にせず楽しくいられるようになりました。
そしてGさんと自分を比べて苦しくなっていた時は見えなかったGさんの大変さもなんとなくキャッチできるようになったのです。
(なんだ、GさんもGさんでいろいろあるんだな。)と前よりもフラットに付き合えるようになりました。
他のママと比べて辛くなっている時は、自分自身を大切にするタイミング!
自分自身が充実し、満たされていけば、自分と誰かを比べることは減っていくはずです。
それでもやっぱり比べてしまう、自分にダメ出ししてしまう、と言う時は
でも、、、気づくと自分と誰かを比べてしまっている、比べること自体をダメとして、さらに自分にダメ出しして辛くなってしまう、なんて人は、自己否定の根が深い可能性があります。
育った家庭内で、恒常的に親の動向をうかがい、親の正解に合わせるように生きてきた人ほど、自己否定が強い傾向にあります。
なぜなら、子どもの頃、ありのままの自分でいるよりも、正解ないい子である自分でいることを求められたことによる心の傷「インナーチャイルド」が大きいからです。
「インナーチャイルド」が大きいと、なかなか自分で自分を変えることが難しくなります。
スムーズに変化していくためには、「インナーチャイルド」を専門家に扱ってもらうことも選択肢の一つです。
私は「インナーチャイルド」を扱うヒーリングを提供しているので、興味ある方はこちらのページをご覧ください。
ヒーリングは以下のような方におすすめです♪
・人と比べて自分にダメ出しして落ち込むのをやめたい
・感情の波を穏やかにしたい/感情的になる時間を減らしたい。
・子どもと一緒に、無邪気に笑って楽しめる時間をふやしたい。
・自分も子どもも大丈夫、と無条件に信頼したい。
・何が自分らしさなのかを知って、自信をもって生きていきたい。
まとめ
私自身、インナーチャイルドを扱うヒーリング受けたことをきっかけに、子育てにおける正解不正解を手放すことができるようになっていきました。
そして自分を大切にしていくことで、人と比べることがとても少なくなり、ネガティブな気持ちでぐるぐるすることがものすごく減りました。
今、子どもと過ごす時間、そして家族3人で過ごす時間がとても穏やかで笑いあふれるものになっています。
10年以上、子育てに悩むママたちにセッションを提供してきていますが、ママが自由に明るくなっていくことが、なによりも子どもの幸せのためになると実感しています。
これを読んでくださっているあなたは、今がご自身を大切にするタイミングなんだと思います。
子どものためにもまず自分が満たされて癒されていきましょう!
サポートが必要な方はご連絡くださいね。
■ 『インナーチャイルド』を扱うヒーリングの詳細はこちら
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