【子どもがストレスでしかない!】子どもと一緒にいたくない私ってひどい母親ですか?

 

かわいいはずの子ども

 

愛すべき対象のはずの子ども

 

 

うん、かわいい、かわいいときもある、けど・・・

 

 

毎日一緒にいると、超ストレスなんです!!!

 

なんてことはありませんか。

 

そんなにストレスを感じるなんて、ダメな母親だ、ひどい母親だ、なんて思っているなら、大丈夫です。

 

子どもと一緒にいてストレスを感じるのは当たり前のことです。

 

ストレスを感じるのは当然、と認めるだけでも少し楽になるかもしれません。

 

子どもにと一緒にいてストレスを感じる原因を探っていきながら、ストレスを減らすためのコツをお伝えしていきたいと思います。

 

子どもがストレスになるのはなぜ

 

可愛いはずの子ども、望んで産んだはずの子ども・・・

 

でもストレスになるのはなぜなんでしょう。

 

実際ストレスになり得る出来事についてピックアップしてみましょう。

 

① 自分のペースを乱される

 

 

子どもがいる家庭を日々回していくためには、やることは沢山あります。

 

そのうえ、休み期間中は子どものご飯の準備も増えます。

 

遊びにも連れてってやらねばならないかもしれません。

 

やることは沢山あるのに、「見て見て!」などと言われて邪魔をされます。

 

やることはどんどんたまっていき、追われるような気持ちになりやすいでしょう。

 

② 親としての義務感が刺激される

 

離れていたらあまり感じないけれど、ずっと一緒にいたら、子どもが見えすぎて、色々と気になる部分が出てくるかもしれません。

 

親として、動画をあまり見せてはいけないのではないか、もっと片付けをきちんとさせるべきではないか、料理を手伝わせたり、手伝いを増やすべきではないか。

 

将来のために、社会でうまくやっていくために、今私がここで、子どもにもっと厳しくすべきでは?!

 

いや、でも親として、もっと子どもを自由にさせるべきなのか、自己肯定感を高めるためにもっと甘えを受け入れるべきなのか???

 

親としてどうすべきなのか、ぐるぐると悩むと疲れます。

 

③ 子どもが言うことをきかない

 

そう、忙しくたってなんだって、子どもが素直に言うことを聞いてくれたらいいんです。

 

どいてと言ったら素直にどく、食べなさいと言ったら素直に食べる、テレビを消しなさいと言ったら素直に消す、そんな些細なことでいいんです。

 

聞いているのか聞いてないのか無視されたり、「えーっ」と嫌な顔をされたり、「だってー」などと難癖つけられるのは、イライラします。

 

こんだけ色々頑張ってるのに、それくらいのこともできないの???って思ってしまいますよね。

 

④ コミュニケーションがめんどう

 

 

子どもとのコミュニケーションが楽しい時もあるでしょう。

 

でも、ずっと一緒にいると、めんどくさい時も多いものです。

 

特に女の子の場合、あれやこれや、延々としゃべり続けます。

 

特に興味のない内容のことも多いでしょう。

 

でもちゃんと聞いてないと、怒りだしたりもします。

 

義務感で親として聞いてあげるべき、答えてあげるべき、などと思っていると特に、ストレスはたまっていくでしょう。

 

⑤ うるさい

 

 

子どもの声が物理的に騒音に感じることがあるでしょう。

 

特に、子どもが二人以上いる場合は、兄弟げんかの声は公害レベルの騒音だと思います。

 

 

ストレスなのは揺れる感情と脳内会話

 

 

さて、子どもがストレスになり得る現実的な出来事について見てきました。

なぜこのような出来事にストレスを感じるのでしょうか。

 

 

感情が揺れるのは、ひとつの原因でしょう。

 

 

主に、イライラというような怒りの感情が出てくることが多いと思います。

 

特に子どもが言うことを聞かなかったり、うるさかったり、やることがいっぱいで余裕をなくしているときはイライラしやすいかもしれません。

 

イライラではなく、悲しくなったりすることもありそうです。

 

また、親としてどうあるべきなのか、と考える時、このままで子どもは大丈夫なのだろうか、というような不安や怖れが沸き起こるのではないでしょうか。

 

 

また、感情が揺れると、揺れる感情を抑えようと脳内会話がぐるぐる働きだします。

 

 

なんでこの子はいつも言うことをぱっと聞かないんだろう?

 

何か不満があるの?性格?育て方が悪かった?

 

いやいや、私も親としてもっと落ち着かなきゃ・・・

 

そう、言うこときかないのも、子どもらしくていいよね!

 

んんん・・・、でもどう考えてもおかしいよね?これだけ色々やってあげてるのに!

 

 

などと、とりとめもない脳内会話が延々と繰り広げられるかもしれません。

 

出てきた感情を抑えるのも、ぐるぐるとしたとりとめのない脳内会話を続けるのも、実は結構なエネルギーを使います。

 

 

そう、ストレスになるんです。

 

 

また感情を抑えきれなくなり、一気に爆発した場合も、エネルギーを消耗します。

 

なぜなら大抵の人は、怒りを爆発させることをダメなことと思っており、罪悪感とともに、自分を責める脳内会話が続くからです。

 

(さっと爆発させて、さっと忘れる人は、あまりストレスが溜まらないのは想像に容易いでしょう。)

 

 

ではどうして子どもと一緒にいると感情は揺れるのでしょうか。

 

心理的要因を探ってみましょう。

 

感情を揺らす2つの大きな要因

 

子どもと一緒にいるときに感情を揺らしやすい主な心理的要因を2つご紹介します。

 

① 固定観念

 

 

固定観念とは、信じている情報です。

思い込み、とか、ビリーフ、などと表現されることもあります。

 

子育てにおいては、固定観念が沢山ある人ほど、感情が揺れやすいのです。

 

 

固定観念とは、例えば、「ドアはあけた人がしめるべき」というようなマイルール的なものを指します。

 

例えば「ドアはあけた人がしめるべき」という固定観念を持つ人は、子どもがドアをあけたままにするたびに感情が揺れます。

 

他にも、1日3食ちゃんと食べるのが常識、とか、子どもは8時までに寝なくてはならない、とか、体を洗うときは足から、など、人によって固定観念は色々あるでしょう。

 

 

子どもは親の言うことを素直に聞くべき、母親は穏やかでなくてはならない、というような固定観念がある人も多いかもしれません。

 

 

そういった固定観念を持っている人は、言うことをきかない子どもやイライラしている自分に対し、感情が揺れやすくなります。

 

 

親としてこうあるべき、と考えがちな人や、やるべきことが沢山あって日々追われるように生活している人は、固定観念が多い、とも言えるかもしれません。

 

② インナーチャイルド

 

 

インナーチャイルドとは、乳幼児期から成人するまでについた心の傷のことを指します。

 

子どもに対して感情が揺れるときは、親のインナーチャイルドが関係することがとても多いです。

 

 

子どもは、自分の子ども時代のことを無意識に思い起こさせるらです。

 

 

例えば、言うことをきかない子どもに感情が揺れるのは、自分が子ども時代に言うことをきかなかったために親に叱られたインナーチャイルドが刺激されている可能性があります。

 

子どもの話がつまらなくてモヤモヤしても、一生懸命聞こうとしてしまうのは、小さいころに自分の話を聞いてくれなかった親に恨みを感じていて、それがインナーチャイルドとなっているのかもしれません。

 

子どもが自由気ままに過ごしているのを見ただけで、なんとなくイライラするのは、親の目を気にして自由にふるまえなかった子ども時代のインナーチャイルドが痛んでいることもあります。

 

 

固定観念は表面的に感情を揺らすのに対し、インナーチャイルドは深い部分から感情を揺らし、長続きさせるのが特徴です。

 

 

また脳内会話がネガティブになってぐるぐるとなりやすい場合、インナーチャイルドの影響が大きいと言えるでしょう。

 

子どもと一緒にいてストレスを感じるのは当然

 

 

感情が揺れる中にいるのは、揺れているボートの上にいるようなもので、感情を抑えるのは、翻弄されないように揺れているボートを揺れていないと思い込んだり、必死にバランスを取ろうとするようなものです。

 

 

想像するだけでストレスではありませんか。

 

 

また、固定観念が多いと、縛られて動きが制限されるようなイメージで、インナーチャイルドの影響が強いと重荷を背負っているイメージです。

 

 

「縛られて動きが制限されている上、重荷を背負った状態で、揺れているボートの上で必死にバランスを取ろうとしている」、これが子どもと一緒にいてストレスを感じる、心のイメージです。

 

 

こんな状態では、いくらいい母親であろうと頑張っても思うように結果が出ません。

 

 

むしろ、自分をいたわる、自分に優しくする、充分に休息をとる、ことを優先した方がよいのです。

 

自分を甘やかそう!

 

 

子どもと一緒にいてストレスを感じたら、休みなさい、というサインだと思いましょう。

 

自分を楽な気分にさせる、いつもはあまりしないようなことを、エイっと、思い切ってしてみましょう。

 

 

自分だけいいアイスを食べるとか、子どものお昼は食パンだけですませるとか、子どもに宿題をやらせることを放棄してみる、などなど。

 

 

もちろん、子どものお昼が食パンだけなんて・・・、とあまりに罪悪感を感じて、却ってストレスになるようなら止めた方がいいかもしれません。

 

 

でも子どもには毎回ちゃんとした食事を与えないといけない、という固定観念に縛られている可能性もあるので、まずは思い切ってやってみるのもおすすめです。

 

 

意外に、子どもたちは普通に受け入れるし、自分の心も体も楽になって、その日はずっと気分よくいられた、なんて、メリットの方が大きいかもしれませんよ。

 

 

ちゃんとした母親であろうとしてストレスを抱えながら子どもと一緒にいるよりも、少しくらいちゃらんぽらんで、ほがらかな母親の方が、子どもの成長にとってはプラスに働くのかもしれません。

 

固定観念やインナーチャイルドを扱うには

 

自分を甘やかすより、固定観念やインナーチャイルドをなんとかしたほうが早いのではないか、と思われるかもしれません。

 

実はその通りなのですが、固定観念やインナーチャイルドはあまりに自分と一体化していて、自分で見つけ出すのは根気のいる作業になります。

 

甘やかすことで自分に余裕ができたら、トライしてみましょう。

 

 

まず固定観念やインナーチャイルド扱う一歩としては、自分自身の心の中を知っていくことから始めます。

 

 

おススメは脳内会話をひたすらに書き出すことです。

 

 

キレイに書こうと思わないで、「くっそー」、とか、「もういやっ、消えたい!」、とか、ありのまま、出てくるがままに書いていくのがよいでしょう。

 

書いていく中で、変にこだわっている部分があったり、妙に子どもっぽい部分があったりしたら、そこに固定観念やインナーチャイルドが関わっている可能性があります。

 

 

以下の記事は理想の母親という切り口で、固定観念とインナーチャイルド、どちらも扱う方法が書かれています。

 

理想の母親像に押しつぶされそうな方へ~理想の母親とインナーチャイルドの関係~

 

 

また、子育ての悩みという切り口でインナーチャイルドを癒したい方は以下の記事を参考にされてください。

 

まとめ

 

 

子どもと一緒にいてストレスを抱えるのってひどい?、ではなく、子どもと一緒にいてストレスを抱えるのは当たり前、と考えて、自分を充分に甘やかしてくださいね。

 

実は自分に厳しくすればするほど、ストレスを抱える羽目になります。

 

自分に鞭打ちながら、「休みよ、早く終われー」、と願いながら、いつの間にか子どもは独立して手元からいなくなっていた、なんてちょっと寂しいですよね。

 

子どもとずっと一緒にいれる時間にも、いつか終わりがきます。

 

せっかくの大切な時間、自分を甘やかしながら、子どもと楽しく過ごしましょう。

 

 

 

 

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