子どもが気分良く話しているのに、つい口にしてしまう子どもへの嫌味
子どもの顔がサッと曇る。
ダメだ、と思うのに、言うのがやめられない。
あー、なんでこんな嫌味ったらしい自分なんだろう?
そんなふうに悩んでいる方はいませんか。
ここでは、子どもに嫌味を言ってしまう根本原因を探りながら、根本原因から嫌味を減らしていく方法をお伝えしたいと思います。
この記事の目次
子どもに嫌味を言ってしまう3つの心理的理由
母親だったらもっと子どもを大切にすべきなのに、嫌味を言って子どもを傷つけてしまうことがやめられない。
私っておかしいんじゃない?
私みたいなママに育てられて子どもがかわいそう・・・
大丈夫です、子どもに嫌味を言う母親は一定数いますし、あなただけではありません。
子どもに嫌味を言ってしまう母親には共通する3つの心理的要因を持つ傾向があります。
以下にそれをみていきましょう。
① 満たされていない
日常的に嫌味を言ってしまうママの心は満たされていません。
だからいつもなんとなくイライラしています。
そのイライラの吐け口が子どもへの嫌味なのです。
② 自己否定感が強い
子どもが楽しい気分で話しかけてきても、嫌味で返すことで、子どもの気分をネガティブにすることができます。
子どもの気持ちをコントロールできる自分でいることで、自分は子どもより優位に立てていると実感することができます。
すると、自分の中にある自己否定感が和らぎ、一時的に気分が高揚するという効果があります。
でもあくまで一時的なものなので、嫌味を言い続けなければならなくなります。
③ 過去から刷り込まれたコミュニケーションパターンを繰り返している
嫌味を言ってしまうママは、育ってきた家庭環境の中で、嫌味を言われていた可能性が高いです。
あなたのお母さんやお父さんは嫌味を言う人ではなかったでしょうか。
幼い頃から親に繰り返しされてきたことは、潜在意識に刷り込まれ、つい同じように行動してしまうことはよくあります。
人前では抑えることができても、家庭内では気が緩み、無意識に過去から刷り込まれたコミュニケーションパターンを繰り返してしまいます。
嫌味を言い続けることによる子どもへの影響
(こんなふうに子どもに嫌味を言い続けていると、子どもはどうなってしまうんだろう?)
そう、子どもへの影響も気になりますよね。
次に、嫌味を言い続けることによる子どもへの影響をみていきましょう。
① 自己否定感が強くなる
嫌味と言われるのは、心が傷つく行為です。
大好きな親から、心が傷つく行為を繰り返されることは、自分は傷ついて当たり前な存在なんだと潜在意識に刷り込まれ、自己否定感が強くなります。
同時に自己肯定感も下がっていきます。
自己否定感が強いと、自分に自信がなくなり、自分らしくいられなくなります。
また(傷つくようなことを言われないだろうか)と、人の顔色を伺いがちな人生になってしまう可能性もあります。
② ストレスがたまり問題行動が増える
自分をネガティブな気分にさせる言葉をかけられ続けたら、イライラや悲しみ、悔しさなどネガティブな感情がたまっていきます。
でも、感情的になろうものなら、またそれに対して嫌味を言われかねません。
すると、子どもはネガティブな感情を抑え込んで、無感覚になろうとします。
でも抑え込んだ感情は、時折爆発します。
すると、すねる、いじける、暴れる、無視する、など、親からみて問題と感じるような行動をとるようになっていきます。
③ 外でも同じようなコミュニケーションパターンを繰り返してしまう
嫌味を言われることが日常だと、それが普通のコミュニケーションとなってしまいます。
すると、学校など家庭以外のところで、他の子どもや大人に対し嫌味を言ってしまうことは十分にありえます。
また、子ども自身が嫌味を言わなくても、(この子には嫌味を言っても大丈夫)などと察知され、嫌味を言うような友達を引き寄せてしまったりします。
子どもに嫌味を言ってしまう 根本的な原因とは
子どもに嫌味を言い続けることで与えるネガティブな影響は案外大きいです。
子どもをこれ以上傷つけたくない、でも気を抜くとなぜか口にしてしまう嫌味な言葉。
どうして、嫌味を言うことをやめたくてもやめられないのでしょうか。
子育てにおいて、自分を変えたくてもどうしても変えられない、という場合、根本原因には『インナーチャイルド』がある場合がほとんどです。
『インナーチャイルド』:乳幼児期から成人するまでの間についた心の傷
もしあなたが、親や兄弟姉妹などから嫌味を言われて育ってきたなら、『インナーチャイルド』の影響があって当然と言えるでしょう。
なぜなら子どもは嫌味を言われるたびに心が傷つきます。
自分なんかいらない子どもなんだ
愛されていないんだ
どうせ必要とされていないんだ
自分がダメな子だからこんなことを言われるんだ
生まれてこない方がよかったんだ
上記のような自己否定的な想いとともに、悲しみ、不安、怖れ、怒り、悔しさなどのネガティブな感情が大きく揺れます。
嫌味が日常的だとしたら、そんな辛い想いや感情をいちいち感じていたら身が持ちません。
なので、心の傷を、未消化な感情と共に潜在意識の奥にしまいこんだのが『インナーチャイルド』なのです。
『インナーチャイルド』が大きいと、自己否定感が強くなり、心から満たされることが難しくなります。
そして子育ては自分の『インナーチャイルド』が無意識に刺激されます。
なぜなら無意識に自分の子ども時代とつながってしまうからです。
子どもと関わることで、心の奥底にある、古い深い傷が痛み出すようなイメージです。
すると、痛みを与える相手を攻撃したくなります。
その攻撃が、嫌味を言う、と表現することもできるんです。
例えば、小さい頃楽しそうにしていると、よく母親から嫌味を言われていたとします。
そして大きくなって、目の前の子どもが、あの時の自分と同じように楽しそうにしていると、嫌味を言われた時の心の痛みと無意識につながり、イライラモヤモヤしてきて、つい攻撃(嫌味を言う)してしまう、という感じです。
『インナーチャイルド』が刺激されて出てくる反応は、理性が働く暇がほとんどありません。
なので意識的改善が非常に難しいのです。
嫌味を言う、もそうですが、怒鳴ってしまう、口うるさく言ってしまう、無視してしまう、などの子どもに対する、後で後悔するような行動も、『インナーチャイルド』による反応のことが多いです。
子どもに嫌味を言うのをやめる根本的なアプローチとは
嫌味を言うことをやめようと何度も試みたけど、やめられなかった
というママは、ご自身の『インナーチャイルド』を扱うことが根本解決への近道です。
では以下に、嫌味を言う、ことに関する『インナーチャイルド』をセルフで癒す方法をお伝えしましょう。
① 子どもの頃、親や祖父母、兄弟姉妹などに言われて嫌だったことはありますか?意識を向けてみましょう。
② 言われて嫌だったことを思い出したなら、本当はどうしてほしかったのか、どう言ってほしかったのか、をイメージしてみましょう。
③ 本当はしてほしかったこと、言ってほしかったことをイメージの中で、自分が小さい頃の自分にしてあげたり言ってあげたりしましょう。
もし言われて嫌だったことを特に思い出せない、と言う場合、自分が自分の子どもに対して嫌味を言ってしまうパターンを観察してみましょう。
もし子どもが楽しそうにしていると嫌味を言いたくなる、なら、子ども時代自分が楽しそうにしている時にどんな扱いを受けていたのか、意識を向けてみてください。
あなたの傷ついた過去を思い出すきっかけになると思います。
早期解決を目指すなら・・・
『インナーチャイルド』が癒されてくると、心の余裕が出てきたり、何をしても満たされない感じが和らいできたりします。
すると、嫌味を言うような気分になることが減ったり、子どもとのコミュニケーションパターンを意図的に変えやすくなっていきます。
親の変化に子どもは安心感を感じ、素直に明るく、のびのびとしてきます。
そんな子どもを見て、親もさらに満たされ、心の余裕が出てくるので、親子関係の好循環に入っていけるのです。
そうなると、子育てって、とても楽しくなっていきます。
しかしセルフで『インナーチャイルド』を癒そうとしても、なかなかうまくいかない、セルフで癒す方法をやってみてるけど、なかなか言動まで変えることはできない、という場合は、『インナーチャイルド』を扱う専門家のサポートを受けるのが近道です。
専門家のサポートで深く広範囲の『インナーチャイルド』を扱うことができると、子どもとの関係が、平和で前向きなものに変わっていきます。
ギスギスしていた頃が遠い昔のことに思えてきたりします。
また、親の『インナーチャイルド』が大きいと、子育ても『インナーチャイルド』の影響を受けたネガティブなものになりやすく、そうなると子どもも『インナーチャイルド』が大きくなる可能性が高いです。
私はそれを『インナーチャイルド』の世代間連鎖と呼んでいます。
親から子への『インナーチャイルド』の連鎖を止めるためにも、親の『インナーチャイルド』を早めに扱っておくと、親も子どももハッピーに生きることにつながります。
私は10年以上『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを提供していて、たくさんの子育てに悩む方のサポートをしてきています。
ヒーリングは以下のような方におすすめです。
・感情の波を穏やかにしたい。
・やめたいけどやめられない言動や行動を変えていきたい。
・子どもと一緒に、無邪気に笑って楽しめる時間をふやしたい。
・自分も子どもも大丈夫、と無条件に信頼したい。
・自分は子どものために何をしたらいいのか、感覚的にわかるようになりたい。
興味がある方は、こちらのページをご覧ください。
まとめ
嫌味って、家庭内を重くヒリヒリした空気感にしますよね。
親の『インナーチャイルド』が強いと、育った家庭内の空気感と同じような空気感を、自分の中で再現してしまう傾向が強くなります。
親の『インナーチャイルド』が癒やされた後の家庭内の空気感は、スッキリと心地よく、誰も誰かの顔色を伺うことなく、自分らしくいられる自由さが感じられると思います。
もし自分で自分を思うように変えられないことで悩んでいらっしゃるなら、どうぞご相談ください。
あなたの変えたくても変えられない行動や言動を変えられるように、一緒に考えていきましょう。
いつでもご連絡、ご相談、お待ちしています。
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