
「もう限界!今すぐ使える方法が知りたい!」
子どもが言うことを聞かない。
イライラがどんどん溜まっていく。
あと少しで爆発しそう…
そんな時、ありますよね。
この記事は、今まさに怒鳴りそうなあなたのための、即効性のある対処法をまとめたマニュアルです。
難しい理論は後回し。
とにかく今、この瞬間に使える方法を知りたい。
そんなあなたのために、15年以上インナーチャイルドを扱うヒーラーとして活動してきた私が、効果的な方法だけを厳選してお伝えします。
各方法には所要時間も表示しています。
- 30秒でできるもの
- 1分でできるもの
- 3分あればできるもの
今のあなたに使える方法が、必ず見つかります。
💡 このページの使い方
時間がない方は、目次から興味のある方法にジャンプしてください。 すべて読む必要はありません。
一つだけでも試してみれば、効果を実感できるはずです。
この記事の目次
【30秒】怒鳴る前に試す6秒ルール+深呼吸
所要時間:30秒
難易度:★☆☆☆☆(超簡単)
効果:★★★★☆
なぜ効くのか
怒りのピークは、わずか6秒間と言われています。
この6秒をやり過ごせれば、感情の波は少し落ち着きます。
そして深呼吸を組み合わせることで、脳が「興奮モード」から「リラックスモード」に切り替わります。
やり方
ステップ1:カウント(6秒)
怒りを感じたら、心の中で: 「1…2…3…4…5…6…」 とゆっくり数える
ステップ2:深呼吸(3回、約20秒)
- 鼻から4秒かけて吸う
- 7秒間止める
- 口から8秒かけてゆっくり吐く
これを3回繰り返す
ステップ3:一歩下がる
物理的に子どもから一歩離れる
ポイント
- 完璧にやろうとしなくてOK
- 秒数は大体でいい
- とにかく「一呼吸置く」ことが大事
こんな時に使う
- イライラが急速に高まっている
- すぐに反応してしまいそう
- 時間がほとんどない
【1分】物理的に距離を取る「トイレ作戦」
所要時間:1〜3分
難易度:★☆☆☆☆(超簡単)
効果:★★★★★
なぜ効くのか
子どもと物理的に離れることで、感情の連鎖を断ち切れます。
視界から離れるだけで、驚くほど冷静になれるんです。
やり方
<ステップ1:一言伝える>
「ちょっと待ってね」 「お母さん、トイレ行ってくるね」
子どもに一言伝えてから離れる
<ステップ2:トイレに行く>
トイレのドアを閉めて、一人になる
<ステップ3:トイレでやること(1〜3分)>
- 深呼吸を3回
- 冷たい水で顔を洗う
- 鏡の中の自分に「大丈夫」と言う
- 手を洗いながら手首のツボを押す
<ステップ4:戻る準備>
戻る時は、「どうしたの?一緒に考えてみよう」という気持ちで
なぜトイレなのか
- 確実に一人になれる
- 鍵がかけられる
- 自然な理由で離れられる
- どの家にもある
こんな時に使う
- 爆発寸前
- 子どもの顔を見るのも辛い
- 一度クールダウンが必要
応用編
トイレじゃなくても:
- ベランダに出る(30秒)
- 洗面所で顔を洗う(1分)
- 別の部屋に行く(1分)
【1分】感情を言葉にするアイメッセージ
所要時間:1分
難易度:★★☆☆☆(少し練習が必要)
効果:★★★★☆
なぜ効くのか
不思議なことに、アイメッセージで話すと、自分の感情も落ち着いてくるんです。
そして、子どもも責められていると感じにくいので、素直に聞いてくれやすくなります。
アイメッセージとは
自分を主語にしたメッセージのこと。
ユーメッセージ(相手を主語に): 「なんで片付けないの!」 「あなたはいつも!」
アイメッセージ(自分を主語に): 「片付けてくれないと、お母さん悲しいんだ」 「同じことを何回も言うと、私は疲れちゃう」
基本の型
「〇〇してくれないと、私は△△な気持ちになる」
具体例:
❌ ユーメッセージ 「なんで宿題しないの!」
⭕ アイメッセージ 「宿題が終わらないと、お母さん心配になっちゃう。一緒にやろうか?」
❌ ユーメッセージ 「うるさい!静かにして!」
⭕ アイメッセージ 「大きな音が続くと、お母さん頭が痛くなっちゃうんだ。少し静かにしてくれると助かるな」
❌ ユーメッセージ 「何度言ったらわかるの!」
⭕ アイメッセージ 「同じことを何度も言うと、私は自分が大切にされていない気がして、悲しくなっちゃうんだ」
ステップバイステップ
<ステップ1:深呼吸(3秒)>
まず一呼吸
<ステップ2:自分の感情を確認(3秒)>
「私は今、何を感じている?」 → 悲しい、疲れた、心配、不安…
<ステップ3:アイメッセージで伝える(30秒)>
「〇〇してくれないと、私は△△な気持ちになる」
<ステップ4:要望を伝える(20秒)>
「だから、〇〇してくれると嬉しいな」
こんな時に使う
- 少し冷静さが残っている時
- 子どもとコミュニケーションを取りたい時
- 繰り返し同じことを伝えたい時
練習のコツ
最初は難しく感じるかもしれません。
普段から:
- 「私は〇〇な気持ち」と言う練習
- 怒鳴りそうになったら「ちょっと待って」と言って考える時間を作る
【2分】マインドフルネス「5-4-3-2-1」テクニック
所要時間:2分
難易度:★★☆☆☆
効果:★★★★☆
なぜ効くのか
怒りの感情に飲み込まれている時、意識は実は「今」にいません。
過去(また同じことをしている)や未来(このままじゃダメになる)のことを考えています。
このテクニックは、意識を「今」に戻すことで、感情から距離を取ります。
やり方
五感を使って、今この瞬間に注意を向けます。
<5つ見る(約30秒)>
今見えるものを5つ、心の中で言う
「テーブル、時計、カーテン、おもちゃ、窓…」
<4つ触る(約30秒)>
今触れているものを4つ感じる
「椅子の硬さ、床の冷たさ、服の感触、髪の毛…」
<3つ聞く(約20秒)>
今聞こえる音を3つ意識する
「エアコンの音、車の音、子どもの声…」
<2つ嗅ぐ(約20秒)>
今嗅いでいる匂いを2つ意識する
「洗剤の匂い、ご飯の匂い…」
<1つ味わう(約20秒)>
今、口の中の味を1つ意識する
「歯磨き粉の味」「コーヒーの後味」など
ポイント
- 順番通りじゃなくてもOK
- 見つからなくてもOK
- とにかく「今」に意識を向けることが大事
こんな時に使う
- 感情に飲み込まれそうな時
- 頭の中がぐるぐるしている時
- 少し時間がある時
簡易版(30秒)
時間がない時は:
- 今見えるもの3つ
- 今聞こえる音2つ
- 今触れているもの1つ
これだけでも効果あり
【3分】期待値を下げる「現実チェック」
所要時間:3分
難易度:★★★☆☆
効果:★★★★★(長期的)
なぜ効くのか
イライラの多くは、「期待」と「現実」のギャップから生まれます。
期待を現実的にすることで、怒りそのものが減ります。
よくある期待のズレ
<例1:片付け>
❌ 期待:「4歳なんだから、一人で全部片付けられるはず」
⭕ 現実:「4歳児の集中力は5〜10分。途中で飽きるのが普通」
<例2:朝の支度>
❌ 期待:「何回も言ったんだから、覚えているはず」
⭕ 現実:「子どもの脳は発達途中。同じことを何十回も言って初めて身につく」
<例3:食事>
❌ 期待:「座って最後まで食べるのが当たり前」
⭕ 現実:「3〜4歳児が座っていられるのは10〜15分が限界」
やり方
<ステップ1:期待を書き出す(1分)>
今、子どもに期待していることは何?
「〇歳なんだから、△△できるはず」
「何回も言ったから、〇〇わかっているはず」
<ステップ2:現実チェック(1分)>
その期待は、この年齢の子どもにとって現実的?
- 発達段階を調べる
- 他の子はできている?
- 大人でも難しくない?
<ステップ3:期待を調整(1分)>
現実的な期待に修正する
「〇〇は難しいかも。△△から始めよう」
「全部は無理。半分できたらOK」
年齢別の現実的な期待
<2〜3歳>
- 集中力:5分
- 言葉の理解:簡単な指示のみ
- 現実的な期待:「一緒にやる」「手伝いながら」
<4〜5歳>
- 集中力:10〜15分
- 言葉の理解:複雑な指示も理解し始める
- 現実的な期待:「簡単なことなら一人で」
<6〜8歳>
- 集中力:20〜30分
- 言葉の理解:かなり理解できる
- 現実的な期待:「声かけは必要」
<9歳以上>
- 集中力:30分以上
- 現実的な期待:「それでも忘れる」「それが普通」
魔法の言葉
期待を下げる時の魔法の言葉:
「この子は今、〇歳。△△ができなくて当たり前」
こんな時に使う
- いつも同じことでイライラする
- 「何回言ったらわかるの」と思う時
- 子どもが期待通りに動かない時
【5分】自分のトリガーを知る「パターン認識」
所要時間:5分(初回のみ。その後は1分)
難易度:★★★☆☆
効果:★★★★★(長期的に超効果的)
なぜ効くのか
自分が「何にイライラしやすいか」を知ることで、事前に対策できるようになります。
トリガー(引き金)を知ることは、感情コントロールの第一歩です。
トリガーとは
あなたの怒りのスイッチを押す、特定の状況や言動のこと。
例:
- 子どもが片付けない
- 同じことを何度も言わせる
- 時間通りに動かない
- 泣き止まない
- 言い訳をする
やり方
<ステップ1:記録する(初回5分、その後1分)>
怒鳴ってしまった(または怒鳴りそうになった)時、以下をメモ:
- 状況:何が起きたか
- 時間帯:何時頃だったか
- 自分の状態:疲れていた?空腹だった?
- 子どもの行動:何をしていた?
- 自分の感情:どんな気持ち?
<ステップ2:パターンを見つける(1週間後)>
1週間続けると、パターンが見えてきます:
「あ、私はいつも夕方にキレてる」 「片付けの場面で特に怒りやすい」 「疲れている時に、特にイライラする」
<ステップ3:対策を考える>
パターンがわかったら、事前に対策できます。
例:夕方にキレやすい → 夕方の準備を朝のうちにしておく → 16時に軽食を食べる → 夕方は子どもにタブレットを見せてもOKにする
例:片付けでキレやすい → 片付けは一緒にやる → 完璧を求めない → おもちゃの量を減らす
簡単な記録フォーマット
【日付】〇月〇日
【時間】17:30
【状況】子どもが片付けない
【自分の状態】疲れていた、空腹
【感情】イライラ→怒り
【対応】怒鳴ってしまった
デジタルでもアナログでも
- スマホのメモアプリ
- LINEで自分にメッセージ
- 手帳にメモ
- カレンダーアプリ
どれでもOK。続けやすい方法で。
こんな時に使う
- 「また同じことで怒ってしまう」が多い時
- 根本的に変わりたい時
- 時間に余裕がある時
【計画】夕方のイライラを防ぐ事前対策
所要時間:朝10分の準備
難易度:★★☆☆☆
効果:★★★★★
なぜ夕方なのか
多くのお母さんが「夕方から夜にかけて特にイライラする」と言います。
これは偶然ではありません。
夕方がヤバい理由:
- 一日の疲れがピーク
- 血糖値が下がっている
- やることが多い(夕食、お風呂、寝かしつけ)
- 子どもも疲れていてぐずる
- 夫の帰りが遅いとワンオペ
事前対策が鍵
夕方になってから頑張るのではなく、朝のうちに準備しておく。
これだけで、夕方のイライラが激減します。
朝やっておくこと(10分)
1. 夕食の下ごしらえ(5分)
- 野菜を切っておく
- 肉に下味をつけておく
- 炊飯器をセットしておく
「夕方は炒めるだけ」の状態にしておく
2. 着替えやバッグの準備(3分)
- 明日の着替えを出しておく
- 幼稚園・保育園のバッグを準備
- 明日必要なものを玄関に置いておく
3. 夕方のタイムテーブルを決める(2分)
16:00 軽食(おにぎりやバナナ)
17:00 夕食準備(子どもはタブレットOK)
18:00 夕食
19:00 お風呂
20:00 寝る準備
完璧にやる必要はなし。 目安があるだけで楽になります。
夕方やること(イライラ対策)
<16:00 自分も子どもも軽食>
空腹はイライラの大敵。
おにぎり、バナナ、ナッツなど、簡単なものを。
<17:00 夕食準備は「タブレットタイム」>
罪悪感を感じる必要なし。
この時間は、子どもにタブレットやテレビを見せてOK。
<17:15 子どもに話しかけない>
夕食準備の15分間は、できるだけ子どもに話しかけられないように。
「今はお料理に集中したいから、後でね」でOK。
<夕食後は完璧を求めない>
- 片付けは翌朝でもいい
- お風呂は毎日じゃなくてもいい
- 寝る時間が遅くなっても、たまにはOK
環境を整える
照明を調整
夕方以降は、照明を少し暗めに。 強い光は神経を刺激します。
音を減らす
テレビを消す、音楽を静かなものに。 音の刺激も、疲れている時はストレスになります。
アロマを使う
ラベンダーやオレンジなど、リラックスできる香りを。
夫との分担を明確に
「やってくれたら助かる」ではなく、「これをやってほしい」と具体的に。
例:
- 「19時までに帰れる日は、お風呂入れてほしい」
- 「朝のゴミ出しをお願い」
- 「週末は朝ごはん担当してほしい」
こんな時に使う
- 夕方〜夜のイライラが特に強い時
- 事前準備の時間が取れる時
- 長期的に改善したい時
状況別:どの方法を使えばいい?
「どの方法を使えばいいかわからない」
そんなあなたのために、状況別のおすすめをまとめました。
【緊急度:高】爆発寸前!今すぐ必要
おすすめ順:
- 🥇 6秒ルール+深呼吸(30秒)
- 🥈 トイレ作戦(1分)
- 🥉 物理的に距離を取る(30秒)
とにかく一呼吸置いて!
【緊急度:中】イライラしてきた
おすすめ順:
- 🥇 マインドフルネス5-4-3-2-1(2分)
- 🥈 アイメッセージ(1分)
- 🥉 期待値チェック(3分)
冷静さを取り戻す時間を取りましょう
【予防】繰り返さないために
おすすめ順:
- 🥇 パターン認識(5分)
- 🥈 夕方対策(朝10分)
- 🥉 期待値の調整(3分)
根本的に変わりたい方はこれ
【時間帯別】いつイライラするか
朝(時間がない) → 期待値を下げる+6秒ルール
昼(余裕あり) → マインドフルネス+アイメッセージ
夕方(最もヤバい) → 事前対策+トイレ作戦
夜(疲労ピーク) → とにかく距離を取る+深呼吸
【性格別】あなたに合う方法
せっかちタイプ → 6秒ルール、トイレ作戦
完璧主義タイプ → 期待値調整、パターン認識
感情的タイプ → マインドフルネス、アイメッセージ
疲労困憊タイプ → 夕方対策、距離を取る
まとめ:まずは一つだけ試してみて
お疲れさまでした。
ここまで7つの方法をお伝えしてきました。
全部やる必要はない
大切なことをお伝えします。
全部やろうとしなくていいです。
まずは、一つだけ。
あなたが「これならできそう」と思ったものを、一つだけ試してみてください。
おすすめの始め方
今日: 爆発寸前の時に、「6秒ルール+深呼吸」を試してみる
明日: 余裕があれば、「トイレ作戦」も試してみる
1週間後: 「パターン認識」を始めてみる
2週間後: 「夕方対策」を取り入れてみる
焦らず、少しずつ。
完璧を目指さない
大切なのは、完璧にやることじゃありません。
10回怒鳴っていたのが、8回になる。
それだけで十分な進歩です。
今日から使えるクイックガイド
📱 スマホの待ち受けにメモ:
【怒鳴りそうになったら】
1. 6秒数える
2. 深呼吸3回
3. 一歩下がる
もっと根本から変わりたい方へ
今日お伝えした方法は、あくまで「対処法」。
もっと根本から変わりたい、という方、「一人では難しい」と感じ方は、専門家のサポートを受けることも一つの選択です。
最後に
あなたが「怒鳴らない方法を知りたい」と思って、この記事を読んでくれたこと。
それだけで、あなたは素晴らしい親です。
子どもを大切に思っているからこそ、変わりたいと思っているのだと思います。
今日から、一つだけでも試してみてください。
小さな一歩が、大きな変化につながります。
応援しています!
八神詠子(やがみえいこ)
インナーチャイルドを扱うヒーラー・カウンセラー
沖縄在住・15年以上の経験
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