子育てがうまくいかない理由を理解し、心を軽くする5つの方法

 

「子育てがうまくいかない」と悩むことはないでしょうか。

 

子どもが生まれる前は、頑張ればなんとかなっていたのに、子どもが生まれてからはいくら頑張っても頑張っても、なぜか空回り。

 

こんなはずじゃなかったのに・・・。

 

ここでは、子育てがうまくいかない、と悩む人の心理的理由と、心を軽くするための方法をお伝えしたいと思います。

 

子育ての難しさを理解しよう

 

多くの母親にとって子育ては初めての経験です。

 

しかも核家族化が進む現代において、子育ての手本は、自分の育ってきた家庭だけ。

 

自分の育ってきた家庭が、(そんなにうまくいっていた家庭ではなかったなー)なんて場合は特に、子育ては暗闇の中を進んでいくようなものかもしれません。

 

そんな中、(子どもはちゃんと育てないと!)という精神的負担も大きくなります。

 

子どもが小さいうちは、時間や体力が子育てに奪われる中、精神的不安も重なると、そりゃ、うまくいかないと落ち込むことも多くなると思います。

 

子育てはうまくいかなくて当たり前、くらいに捉えておくのがちょうどいいのかもしれません。

 

子育てがうまくいかない人の3つの心理的理由

 

しかし母親の中には、うまくいかない、と特に感じてしまいやすい人はいます。

 

では、うまくいかない、と悩む裏にある、3つの心理的原因を探ってみます。

 

理想を追い求めすぎる

 

理想の母親像や理想の子育てを追い求めてしまうことは、子育てをうまくいかないと感じさせる原因のひとつです。

 

日本社会では、母親は夫や子どものことを優先して考え、家族の幸せのために生きる人、というような、幻想が根底にあるように思います。

自分では気づいていなくても、日本に住んでいる以上無意識にその幻想の影響を受け、自分なりの理想の母親像を抱いている可能性も高いです。

 

また、こんな風に育てられて嫌だったから自分はもっといい子育てをするんだ!と子どもが生まれる前から理想を高く持ちすぎることもあるでしょう。

 

現代は核家族化が進み、子どもが生まれるまで子育てに直接関わる機会がない人がほとんどなので、現実からかけ離れてた理想を簡単に持ててしまいます。

 

理想を目指すことは必ずしも悪いことではありませんが、現実の子育ては理想とは程遠いところにありがちです。

 

理想を追い求めていると、理想の母親になれない自分が悪い、理想の母親にならせてくれない子どもが悪い、と自分や子どもを責めてしまったりします。

 

マイルールが多い

 

ご飯は残さず食べるべき

ドアを開けたら閉めるべき

子どもは8時までには寝るべき

 

など、

マイルールが多ければ多いほど、うまくいかない、と感じる傾向が強いです。

 

子どもが小さいほど、脳の発達上子どもは目の前のことや今の自分の欲求にしか意識が向きません。

 

そんな子どもをマイルールに従わせようと頑張っても、報われないことも多いです。

まるで、親のマイルールをぶち破るために生まれてきたような子もいます。

 

マイルールに従わせようとして、最後は感情的に怒鳴って無理やり言うことをきかせる、ということも頻繁に起こるでしょう。

 

そして従わない子どもを見て、(うまくいかない・・・)となりがちになります。

 

人と比べてしまう

 

「あの人の方がずっとうまく子育てしてそう」

 

などと、周りと自分を比べてしまうことも、子育てがうまくいかない、と感じさせる心理的傾向のひとつでしょう。

 

 

特に今はSNSなどで、子育てのHAPPYな部分・ステキな部分だけを切り取って発信する人が多く、自分だけがうまくやれないという錯覚に簡単に陥ることができます。

 

また子どもの成長具合や、いい子度合い、成績などを他の子と比べてしまい、私がうまく子育てできないせいで子どもが劣ってしまうのでは、と悩むこともあるでしょう。

 

やたらと子どもの比べ合いをするママ友がいて、つい引っ張られて気にしてしまう、ということもあるかもしれません。

 

子育てがうまくいかない人の心を軽くする方法

 

子育てがうまくいかない、と悩むことで、ストレスがたまるようなら、その悩みを軽くした方がいいでしょう。

 

しかし、子育てがうまくいかない、と悩み、それを解決したいと願うとき、子どもさえ変わってくれればうまくいくのに、と思ってしまいがちです。

 

子どもがもっと聞き分けがよかったら、もっといい子だったら、もっとやることをやってくれたら・・・

 

でも、子どもが変わっても、うまくいかない部分にフォーカスし続け、結局いつまでたっても「うまくいかない」で、子育てに失敗した、となる可能性もあります。

 

ここではうまくいかないを思う心を軽くする5つの方法をご紹介します。

 

完璧を求めない

 

理想を持つことが悪いわけではありません。

 

ただ、今の状態とあまりにかけ離れた理想や、現実的ではない夢のような理想は自分を苦しめるでしょう。

 

時にはミスをしても良い、イライラしても良い、と自分を許し、次に生かすことが重要です。

 

 

マイルールを見直そう

 

マイルールが多ければ多いほど、子育てはうまくいかない気持ちになりやすいことはお伝えしました。

 

なので、マイルールを見直すことをしてみましょう。

 

例えば、「子どもは夜8時までに寝かせなければならない」というマイルールがあったりします。

 

まずそのマイルールが守られなかったらどうなるか、想像してみましょう。

 

(成長ホルモンがでなくなって、背が伸びなくなる)が出てきたとします。

 

そしたら本当にそうなのか?年齢によって違いはあるのではないか、と疑い、ネットなどで反対意見も含めて調べていましょう。

 

「基本8時までに寝かせるけど、たまには遅くなってもいいかも」くらいにちょっと緩めの感じに見直すと、子育てがうまくいかないことが減ってくるでしょう。

 

人と比べるのをやめよう

 

SNSなどで見る人の子育てスタイルと自分を比較することは、ストレスの原因になります。

 

子どものことを比較し合うような雰囲気になってしまうママ友との付き合いがあるなら、一定の距離を置いてみるのがおすすめです。

 

子育ては自分と子どものペースで進めることが大切です。

 

 

本当に大切したいものは何かに気づこう

 

多くの人はうまくいってないところを見つける方が、うまくいってるところを見つけるよりも、上手だったりします。

 

でも本当は、、、子どもが生きているだけで、存在しているだけで、うまくいってるのかもしれません。

 

 

人と比べたり、理想の母親を追い求めたり、マイルールに子どもを従わせようとするとき、私たちは「存在しているだけで、うまくいっている」ということを忘れがちです。

 

 

でも、現実は、1年後、3か月後、一週間後、3日後、いや次の瞬間にでも、自分が、もしくは子どもが、死ぬ可能性だってあるわけです。

 

 

死に直面したとき、人は本当に大切なものと向き合えるのかもしれません。

 

 

うまくいかないと感じるときに、あなたが子育てにおいて本当に大切にしたいものを思い出してみてください。

 

何よりも自分自身を大切に

 

子育てがうまくいかないと感じる時、自分の心に余裕がないことが多いのではないでしょうか。

 

心に余裕があると、子育てはうまくいきやすいものです。

 

心に余裕を持つためには、自分自身を大切にすることが必要です。

 

どんなに忙しくても自分の好きなことをする時間を死守したり、短時間でも横になって休む時間をとることは重要です。

 

そして、いつも献立など家族の好みを優先することが多いなら、自分の好みの料理を自分のために作ってあげることも、自分を大切にすることです。

 

うまくいかなくて辛い気持ちが強いなら、プロのカウンセリングやセラピーを受けることも取り入れてみて下さい。

 

自分を大切にすることが自然と外側に広がり、子どもを大切にすることにつながります。

 

大切にされていることを実感が深まった子どもは、自然と、親がうまくいかない、と感じるような行動をしなくなっていくでしょう。

 

まとめ

 

「うまくいってる・うまくいかない」、という判断も、明確な軸があるわけではなく、人それぞれ、その人の中にある主観に左右されることも多いものです。

 

子育てがうまくいかないと悩む時間をまずは自分を大切する時間にできたら、「うまくいってる・うまくいかない」が気にならないくらい、子育ては充実していくと思います。

 

一人でも多くの方のうまくいかない子育てが、楽になっていきますように。

 

 

 

 

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