子育てのプレッシャーを感じることはありませんか。
この子をちゃんと育てなきゃ、いい母親でなきゃ、と力が入りすぎることはありませんか。
力が入りすぎて疲れたり、思うようにいかない子育てに感情的になってしまうことがあるようなら、子育てのプレッシャーは手放した方がいいかもしれません。
このコラムでは、子育てのプレッシャーを軽やかに手放すための3つの提案をお伝えします。
この記事の目次
プレッシャーが強い人は完璧主義?
子育てにおいてプレッシャーを強く感じてしまう人は完璧主義とも言えるかもしれません。
「いや、完璧主義のわけない。だって全然完璧じゃないのに。」と感じる方もいるでしょう。
いやいや、完璧な人が完璧主義なのではありません。
完璧を目指す人だから、いつまでたっても完璧と思えない人だから、完璧主義なのです。
完璧主義の人は、出来ていないところにフォーカスしがちです。
完璧な子ども、完璧な母親は決して存在しないのに、完璧であろうとしてしまいます。
いくら人から「あなたは完璧だ!」と言われても、決して満足することはありません。
そして不完全な自分、不完全な子どもを何とかしようとして、常にプレッシャーを抱えることになります。
子育てのプレッシャーのメリットデメリット
しかし子育てのプレッシャーを感じるメリットが大きいようなら、手放す必要はありません。
子育てにおいて、全くプレッシャーがない状態をイメージするとどんな気持ちになりますか?
例えばプレッシャーを感じることで、頑張ろう!という気分になる人もいるかもしれませんし、プレッシャーがないと怠けてしまう、と思っている人もいるでしょう。
無意識にメリットを感じていると、プレッシャーを手放そうと思っていても、なかなか手放せないということになりかねません。
そこで、子育てのプレッシャーのメリットデメリットを書き出して、自分の気持ちを確かめましょう。
コツはメリットとデメリット、同じ数だけ挙げることです。
子育てのプレッシャーのメリットの例
・プレッシャーがあるから頑張れる
・プレッシャーのお陰で怠けずにいられる
・プレッシャーがないとつまらない
・プレッシャーがあるから行動できる
・プレッシャーがないと、母親にすらなれないかもしれない
子育てのプレッシャーのデメリットの例
・プレッシャーは精神的に疲れる
・プレッシャーのせいで子育てを楽しめない
・プレッシャーがあると落ち込みやすい
・プレッシャーがあると子どもにきつく当たってしまう
・プレッシャーがあると眠れない
書き出して、デメリットの方が大きいので手放したい、と心から思えたら、プレッシャーを手放すタイミングです。
子育てのプレッシャーを手放すための3つの提案
あなたにとってプレッシャーは手放すべきものでしたでしょうか。
では次に子育てのプレッシャーを手放す、3つの提案をします。
① アホになってリラックスする
プレッシャーを感じているとき、私たちの体は緊張傾向にあります。
また真剣になりすぎて、思考も固くなっています。
そういう時は、自分をアホに感じるくらい、リラックスしようとしてみてください。
お笑いの動画を見るのもあり、子どもたちとバカなことを言い合ったり踊りあったりするのもよいでしょう。
笑うと脳内ホルモンであるエンドルフィンが分泌され、幸福感をもたらします。
作り笑いでも効果があると言われています。
アホになったつもりで、悪役令嬢を演じ、一人で思い切り高らかに笑ってみるのもありでしょう。
② 多すぎる子育て情報はシャットダウンしよう
隣の芝生は青く見えるように、隣の子育ては自分よりずっと完璧にやっているように見えるものです。
最近はママ友同士がFacebookでつながり、他の母親と自分を余計に比較してしまうことも多いように思います。
Facebookやインスタ、ママブログでは日常の中でも幸せな一コマだけが切り取られて掲載されている場合が多く、それらを頻繁に見ているとみんなが簡単にうまく子育てしているような気持になってきます。
そして、私だけがダメな母親かも・・・とプレッシャーを強くする要因に容易くなり得ます。
またどんな子育てがベストなのか、テレビや雑誌、本やネットなど、探せば探すほど、山のように情報が出てきます。
しかし情報が増えるにしたがって気持ちが揺れやすくなり、プレッシャーが減るどころか、子育てにも迷いが出てくるのではないでしょうか?
そんなときは、思い切って、情報断捨離をしましょう。
全部一気にやめるのは難しいかもしれないので、3日間はSNSを見ない、など期間を設定して、一時的に情報をシャットダウンしてみてください。
もし情報をシャットダウンすることでプレッシャーが軽くなったのなら、情報との付き合い方を見直すタイミングかもしれません。
③ 不安ベース信頼ベース、二つの目線で子どもを見てみよう
子育てにプレッシャーを感じる時は不安ベースになっています。
不安ベースとは、「私のようなダメな母親に育てられたら子どもがダメになるのではないか」「この子はこのままでちゃんとした人になれるんだろうか」というように、思考が不安の影響を受けている状態のことを指します。
例えば、子どもが食べ物の好き嫌いをすることに対し、不安ベースで考えると以下の例のようになるかもしれません。
「好き嫌いをしてわがままに育ったらどうしよう」
「好き嫌いをしていたら、偏食になって、体がおかしくなってしまうかも」
→ プレッシャー:好き嫌いなく食べさせなきゃ!好き嫌いをさせてしまう母親はダメだ
そんなときは反対の見方、信頼ベースでもかんがえるようにしてみましょう。
子どもが好き嫌いをすることに対し、信頼ベースで考える例を以下に挙げます。
「好き嫌いがハッキリ伝えられるのは、素直な証拠」
「成長するにつれて徐々に食べられるようになるはず」
→ リラックス~
信頼ベースで考えることが難しければ、「子どもの好き嫌い、大丈夫」などのキーワードでネット検索してみるものありです。
無理やり信頼ベースに移行するのは難しいかもしれませんが、「信頼ベースで考えるとしたら・・・?」という見方を常に持っておくだけでも、プレッシャーは弱まっていくと思います。
プレッシャーを手放し、親も子どもも楽になろう
仕事のプレッシャーなら頑張って成果をあげられるのかもしれませんが、子育てにおけるプレッシャーはそうはいきません。
自分とは別の生き物が相手なわけです。
思い通りにしようとすればするほど、そうならない現実を見せつけられることも多いでしょう。
また自分がプレッシャーを感じていると、子どもに対しても無意識にプレッシャーをかけてしまうことも多いものです。
例えば、好き嫌いを直すために、無理やり食べさせる、食べなかったら罰を与える、などは、子どもにとってもプレッシャーとなるでしょう。
子どものころからプレッシャーにさらされていた子どもは、大人になると、プレッシャーを常に感じてしまうような、親と同じような性質になっていまうこともよくあります。
もしあなたがプレッシャーの重圧で苦しんでいるなら、その苦しみを子どもに連鎖させないためにも、積極的にプレッシャーを手放すことをおススメします。
まとめ
子育てのプレッシャー、私も第一子である息子が小さい時のよく感じていました。
特に、赤ちゃんだった息子の頭のバランスが悪いことに不安を感じ、「このままだと体が歪んでしまう、なんとか丸い頭にしなければ」とプレッシャーを感じ、整体などに足しげく通っていました。
しかし、プレッシャーを感じている私は息子と一緒に時間を楽しめてないことに気づいたんです。
そして信頼ベースで考えたときに、「今、この子が体に何の問題もないならいいではないか」「プレッシャーを感じて怖い顔をしている私よりも、リラックスして楽しんでる私の方が、息子も一緒にいて幸せではないか」と思うようになりました。
子育てのプレッシャーを感じたときは、リラックスや情報を取捨選択をしようとしたり、信頼ベースの見方を取り入れようとしてみてください。
するといつの間にか、子育てだけでなく、あなた自身があなたの人生を信頼できるようになっていくかもしれません。
それでも子育てのプレッシャーに押し潰されそうって方はご相談くださいね。
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